梅宮アンナ、「ダメ男」にひっかかり続けるのはナゼなのか

40代も半ばになると、親の介護や死というものが非常に身近になってきます。送り出したあとに、もっとああすればよかったなどと考えてしまうのもよく聞く話です。

 

親の死が特にこたえるのは、オトナになっても有形無形の庇護を受けてきた人ではないかと思うのです。そういう意味では、昨年末に梅宮辰夫さんという絶対守護神を見送った梅宮アンナはかなり大きな精神的打撃を受けているのかもしれません。

 

ワイドショー発のスター・梅宮アンナの軌跡

高校時代から街を歩いているだけで、スカウトの名刺が束になってたまるほどの美少女だったアンナ。「JJ」(光文社)のモデルになりますが、そこはビジネスですから、いきなりセンターに躍り出たわけではありません。アンナを有名にしたのは、恋愛でした。

 

2019年の1月に辰夫さんとアンナで出演した「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)によると、アンナはハワイでのゴルフコンペで元俳優のHと知り合います。

 

当時、アンナはサッカー選手の武田修宏に熱をあげていましたが、デートの最中もアンナの話を全然聞かずに、自分の話ばかりする武田に対し、元俳優のHは「それでそれで?」とアンナの話を熱心に聞いてくれた。当然、アンナはHに夢中になっていきます。

 

これは100%私の推測ですが、Hはアンナが資産家の一人娘であることから近づいたフシがあるのではないかと思っています。

 

初デートの際、Hは「梅宮さんにあいさつしたい」と言って、中華料理屋で食事をしていた梅宮夫妻のもとにアポなしで現れたそうですが、その時の第一声が「結婚式場予約してきました」だったそうです。その軽薄な様子に、辰夫さんは不信感を持ったそうです。

 

その後、Hには多額の借金があることと、女グセがよろしくないことが判明します。しかし、アンナの誕生日にはヴァンクリーフ&アーペルの200万の指輪と高級車をプレゼントしてくれた(ちなみに、この車は質屋から戻ってきたばかりだったそうです)。

 

世間知らずのアンナは「借金があるけれど、ちゃんと管理しているのかな?」と勘違いしていまいますが、借金というのは甘くない。

 

常にオトコの借金にふりまわされたアンナ

クリスマスイブに素敵なレストランに連れていってもらって、ウキウキするアンナですが、そこで「借金の保証人になってくれないか?」と持ち掛けられるのです。

 

辰夫さんは、Hを“稀代のワル”として、交際に反対。そこをワイドショーがおいかけて、アンナの知名度は急上昇したのです。

 

Hは故郷・沖縄のショッピングモールに美容室、レストラン、ブティックを同時にオープンさせることにします。梅宮一家もオープニングセレモニーに参加するつもりで来沖しますが、店のオープン3時間前に商業施設のオーナーに「4000万円が未納なので、オープンできない」と告げられます。

 

東京からマスコミも来ていますから、ここでオープンできなかったら、大恥をかきます。その場に居合わせた辰夫さんの資産家の友人にアンナが借金をし、辰夫さんに保証人になってもらう形でオープンにこぎつけます。

 

心のきれいな人は「辰夫さんがいてよかった!」と思うのでしょうが、4000万もの大金が未納であることを当日に知らせるって、ありえるのかなぁと私は思ってしまうのです。

 

もし店がオープンできなければ、取材は辰夫さんやアンナに殺到するでしょう。アンナは辰夫さんに「あの人がいなければ、生きられない」と言ったそうですが、Hのビジネスが失敗すると、娘が追い込まれることは目に見えている。辰夫さんなら、娘のためにお金を調達してくれる。Hがそう思った可能性はゼロではないと思うのです。

 

父・辰夫さんはずっとずっと、娘を案じ続けていた

どうにかしてHの借金を返そうとするアンナに、辰夫さんは「焼け石に水だよ」と言ったそうですが、そのとおりだったようです。もっとも、辰夫さんもカネを工面したという説もあります。

 

「バイキング」(フジテレビ系)に出演した辰夫さんの弟分で俳優・梅沢富美男は「借金だって、相当かぶっていたと思う。先輩は絶対に言わなかったけど」とコメントしています。

 

金策に疲れ、Hとは別れたアンナでしたが、保証人のハンコを押してしまったアンナのもとに借金の督促が始まります。その総額は8000万円。アンナは一人で返し切ったそうです。

 

その後もアンナの恋愛は、安定せず。結婚した一般人男性とは離婚。「妻子と別れてきますから、結婚させてください」と辰夫さんにあいさつをした野球選手は、結局離婚しませんでした。お次は地方在住の青年実業家と交際しますが、実は妻子持ちだったことが判明します。

 

アンナの安定しない恋愛は、辰夫さんの心配の種であり、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」でも、「娘って本当にまともな恋愛をしていない。俺が死んだ後、あいつがどんな人生を送ってくれるのかがすごい気がかり」と話していました。

 

なぜアンナはダメ恋愛を繰り返すのか?

辰夫さん亡きあと、母親のクラウディアさんとお嬢さんと「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演したアンナですが、ここでも恋愛や結婚の話になります。

 

クラウディアさんは「いい恋愛をしていないからね」とバッサリ。アンナのお嬢さんにまで「ママのはバカみたい」と言われてしまいます。

 

私に言わせると、何でも言うことを聞いてくれるパパと反対の人、思いどおりにならない悪い男に刺激を感じてしまうが、そういう人はお嬢さん育ちのアンナとは合わないし、また家事が苦手なアンナも結婚に向くタイプでないのでうまくいかないだけではないでしょうか。

 

ふつうの人なら一度でこりますが、アンナの場合、辰夫さんがしりぬぐいできる力があるために、反省することもなかったのでしょう。それはさておき、アンナは結婚についてこんなことを言っていました。

 

「(辰夫さんのような)俺について来いというタイプの男性が少なくなった」
「(辰夫さんのような)趣味も多くて、ご飯も作れて、稼ぎもすごくて。ああいう人ならいつでもOK」

 

「俺について来い」という男性が好きな人は一定数います。「女性セブン」(小学館)によると、鈴木杏樹の不倫相手、喜多村緑郎は杏樹だけでなく、歌舞伎俳優・尾上松也の妹とも不倫関係にあったそうですが、ともかくグイグイ押すのだそうです。こんなに押してくるのは、私のことを好きだから・・・と落ちてしまう女性もいるでしょう。

 

「俺について来い」オトコについていけるオンナとは?

でも、「俺について来い」という人についていく、というのは、実際はかなり難しいことではないでしょうか。

 

誰にでも間違いというか、見当違いなことをすることがあります。その時に黙ってついていけるというのは、無責任かプロフェッショナルに従順かどちらかだと思うからです。

 

「モシモノふたり」(フジテレビ系)で、アンナは自分の性格を「頑固」と自己分析していましたが、そういう人が「俺について来い」な男性についていけるとは思いません。

 

ところで、あまり知られていませんが、辰夫さんは離婚を経験しています。「週刊朝日」(朝日新聞出版)によると、その時の経験から、お母さんに「次の嫁は私が決める」と言われていたそうです。

 

しかし、辰夫さんのいとこが「おまえの理想通りの女性がいる」として紹介したのが、銀座のクラブでホステスをしていたクラウディアさんでした。「素直で従順で、理想どおり」だったそうです。

 

その後、お母さんのすすめで別の女性とお見合いをすることになり、別れを告げたところ、「二号さんでいいから、別れないで」と言われ、そのいじらしさにグっときてしまったそうです。

 

クラウディアさんは非常に苦労人です。「日刊スポーツ」で辰夫さんが語ったところによると、実の両親はなく、義理の母親と兄弟が一人。その家族を養うために、ホステスとして働き、米国人ではあるけれどアメリカに帰る家はなかったそう。もともとの性格かもしれませんが、従順で周囲に嫌われないことはクラウディアさんにとって、サバイバルの手段だったのではないでしょうか。

 

たらればの話をしても仕方ありませんが、もしクラウディアさんが恵まれた環境に育ってお小遣い稼ぎのためにホステスをしている女性だったら、辰夫さんはクラウディアさんではなく、お母さんのすすめた女性と結婚したのではないでしょうか?

 

「恵まれている」というのは、いいことであるとされていますが、人生をトータルで考えた時に、そうとも言い切れないと思うのです。程度問題ではありますが、苦労や生まれついた不条理は、うまく活かすることもできるはず。もしかしたら、人生はやりようによっては、そこそこ平等なのかもしれないと、この年齢だからこそ、思わずにいられないのでした。

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