
その節約はダメだと思う…元国税芸人が見た5つの無理な習慣
あけましておめでとうございます、元国税芸人のさんきゅう倉田です。
大学を卒業して、東京国税局に入って、退職後は芸人として活動しています。ファイナンシャルプランナーとして、とてもだらしない人にお金の使い方について指導したり、頑張ってもお金が貯まらない人から話を聞いたりしています。
世の中にはたくさんの節約ノウハウが溢れています。基本的には、自身と相性の良いものを見つけて、それを実行していただけたら良いと思います。ただ、節約に気を取られて、ダメな習慣が身についていませんか? あなたは、過剰な節約で心まで貧乏になっていませんか?
1・ポイ活をしている
ポイントを積極的に貯めるポイ活が流行っていますね。ぼくの周りだと、2名ほど実施している人がいますが、二人に共通するのは収入がほとんどなく、暇であることです。
何かを買ったり、登録したりするだけで現金のように使えるポイントが貰えるなんて、とってもお得です。
でも、それは買い物の副作用として得られるのであれば得なのであって、わざわざコストを支払うようなものではありません。
有名なデリバリーサービスに複数のアカウントで登録して、初回の1000円引きを何度も利用するような行いや、鳥貴族でお1品だけ注文してGoToのポイントをもらう小人と同じ方向を向いているに等しいです。
2・財布に割引券やポイントカードいっぱい
ポイ活は、スマホを使って行うものがほとんどです。脳のメモリーを無駄に使用しますが、財布の中がいっぱいにはならないだけ、まだましです。
いつかの支払いのために割引券を財布に入れておき、稀にしか行かないお店のポイントカードを大事に持ち歩くのは愚策です。
管理も大変だし、財布の中が混雑します。日用品や食料品を週に何度も購入するスーパーのポイントカードは入れておいても構いません。ただ、頻繁に利用するならそのスーパーが提携しているクレジットカードを作る選択も有効です。
滅多に使わないポイントカードは、受け取らない。受け取ってもすぐに破棄する。どうしても使用したい場合は、自宅で保管しましょう。
使う場合のみ持ち出すことで、計画的にお金を使う習慣が身につきます。
3・トイレを流さない
子供の頃にテレビでこんなシーンを見ました。節約しているお父さんが、子供がトイレを流した際に、「小は流さない!」と叱ったのです。家庭内のルールがあるんですね。子供はとても不憫です。友達の家に遊びに行って、トイレを流さずに、友達のお母さんに注意されるかもしれません。
貧乏なのは仕方がありませんが、悪習を子供に身に付けさせないでほしいと思いました。自分の子供の未来を考えたら、水道料金を惜しむなんてありえません。常識の範囲で節約しましょう。
4・1円単位まで割り勘
節約というより、考え方ですね。大人になってもそういう人っているんでしょうか。いないと信じたいです。
余談ですが、キムタクが絶対言わないセリフ第一位は「久しぶりに、1円単位まで割り勘にしたよ」らしいです。2位は「男5000円、女の子3000円ね」で、3位は「キムタク」です。
5・赤くSALEと書かれていたら買ってしまう
SALEって魅力的ですよね。10円安くなっているだけで「やったー!」と叫びたくなります。
ただ、本当に安くなっているのか確認していますか? どれくらい安くなっているのか確認していますか? 類似の商品が、通常価格でもっと安く売っていませんか? そのお店ではSALEでも、他のお店ではいつも安く売っていませんか?
SALEの文字にだけつられて買っている人は、損をしています。お店は、あなたの友達ではありません。SALEには本当に安いものと、安そうに見えるものが混在しています。
昔の偉い人は言いました。過ぎたるは猶及ばざるが如し。孔子かな? 配偶者や子供の生活を犠牲にしない範囲で、適度に節約するようにしましょう。
やらないほうがいい節約はどう決める?
どこまで節約するのか…この問題はその人の品性や生き方、育ち方とも関連します。
育ちのいいお金持ちは驚くほどにムダづかいをしないのです。
人生を鷹揚に捉える、他人を否定しない、身繕いをきちんとしている、
必要な分野についての勉強をコツコツ続ける、生活リズムを維持できる。
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