「しゅくしゅく」「しゃくしゃく」ではありません。「蕭蕭」の読み方、知っていますか?

2022.06.16 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「蕭蕭」です。

「蕭蕭」の読み方は?

読めそうで読めない「蕭」という漢字。「しゅくしゅく」「しゃくしゃく」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「しょうしょう」です。

「蕭蕭」とは

1 もの寂しく感じられるさま。
2 雨や風の音などがもの寂しいさま。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。例文には「蕭蕭と去る」 「蕭蕭と雨が降る」などが挙げられます。

「蕭」という漢字には

①よもぎ。かわらよもぎ。キク科の多年草。
②ものさびしい。しずかなさま。

出典元:蕭|漢字一字|漢字ペディア

という意味があり、読みは

  • 音読み ショウ
  • 訓読み よもぎ・しず(か)

です。

「よもぎ」を表すさまざまな漢字

面白いのが「よもぎ」を表す漢字が「蕭」以外にいくつも存在することです。

キク科の多年草を表す「よもぎ」を表す漢字には「蕭」以外に

が挙げられます。

ただし、上記「苹」と「萍」には「よもぎ」の読みも意味もありますが、漢字が表す意味の最初に挙げられるのは、ウキクサ科の多年草である「うきくさ」です。

草もちなどの原材料としておなじみの、いわゆる「よもぎ」を表しているのは「蓬」といえます。

というのも、他の「よもぎ」を表す漢字は“キク科の多年草”と表されますが、「蓬(よもぎ)」は

キク科の多年草。山野に自生。夏から秋に淡緑色の花が咲く。若葉は草もちなどに入れる。また、葉から灸(キュウ)に用いるもぐさを作る。蓬艾(ホウガイ)。モチグサ。

出典元:よもぎ|言葉|漢字ペディア

と記されているから。

なお、灸に用いる「もぐさ」を表す場合には、「よもぎ」と「もぐさ」の意味と読みをもつ「艾」が適しているように感じられます。

……が、「蓬」以外、日本漢字能力検定1級に相当する漢字なうえ、「蓬」も準1級に相当。日常生活ではひらがなかカタカナで表されていることがほとんどだと思います。それに、それぞれの漢字を必ず使い分けなければならない、というわけではないと考えます。

 

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