50代になる前に、清算しておくべきお金のこと3つ

50代になると、いよいよ老後の暮らしが現実的になってきます。身の回りのあれこれを断捨離するなど、いらないものを整理して身軽になると同時に、老後への貯えもさらにすすめていきたい年代です。

その大切な50代に、お金の問題を抱えたままでは良くありません。

今回は、50代になる前に清算しておきたい、お金のことを3つお伝えします。

 

クレジットカードのリボ払い

クレジットカード払いは、今や日常生活に欠かせない支払方法です。現金が手元になくても買物ができるので、高額の現金を持ち歩かなくていいのが一番のメリット。

加えて、利用状況に応じてポイントが貯まります。貯めたポイントは現金同様に使えるカードもあり、ますます利用価値が大きくなっています。

 

オトナサローネ世代であれば、ほとんどの場合クレジットカードは計画的に利用していることでしょう。しかし急に大型家電が壊れてしまうなど、予測していなかったトラブルのために、どうしても都合がつかない場合もあるかもしれません。そんな時にリボ払いを利用したことがあり、しかもその返済が完了していないとしたら要注意です。

 

リボ払いの金利は、どこも15%程度と高くなっています。高額の買い物をしても、月々の支払いが5000円や1万円などの定額ですむので負担感は少ないのですが、実際は決して少なくない手数料も一緒に払っています。

たとえば、20万円の買い物をして月々5000円の支払いをしていく場合だと、総額約5万円を余分に払わなくてはなりません。

 

リボ払いの怖さは、支払の負担感の軽さのためにその後も追加で利用してしまうことにあります。そうなると、利用残高がわからなくなってしまい、徐々に支払に追われるだけになってしまうことにあります。

もしも、リボ払いの支払いが完了していなかったら少しでもはやく清算しておきましょう。

 

預金口座の赤字

銀行などの金融機関に預金口座を開設した場合、総合口座にしている人は多いでしょう。総合口座とは、普通預金、定期預金、積立預金などが同じ通帳で管理されているタイプの口座です。

総合口座には、定期預金などを担保にした「自動借り入れ機能」がついています。これは、クレジットカードなどの引き落としの際に普通預金残高が不足していた場合でも、定期預金の90%までなど、一定の限度額まで自動的に借り入れができる機能です。

 

そのため、支払いが滞ることもありませんし、いざという時には借り入れ限度額までは現金を引き出すこともできるので、便利に使っている人も多いかもしれません。

しかし、これはあくまで「借り入れ」であり、借り入れ利息がかかってきます。利率は、定期預金を担保にしている場合は、その定期預金の利率に一定の利率が上乗せされます。上乗せされる利率は、0.5%としている金融機関が多いようです(2018年11月現在)。

定期預金の金利が高ければ、一時的に借り入れをする程度なら定期預金を解約するよりも有利になります。しかし低金利が続いている昨今では、そうとばかりも言えません。

 

預金を複数の金融機関に分けていて、管理が行き届かないことが赤字の原因なら、預金口座をまとめるようにしましょう。

バブル崩壊後、金融機関の破綻が話題となり、銀行の預金口座を複数に分ける人が増えた時期もありました。時はすぎ、現在は低金利が続いている状況です。

金融機関の口座は、まとめておくほうが有利になることが増えています。残高を増やし、給与の受取りや公共料金の引き落としなどをすると、ステージやランクが取引状況に応じてアップして、コンビニの提携ATMが無料で利用できる回数が増えて、より便利になります。

金融機関によっては、その他のメリットもあるでしょう。自分にあったところに絞るといいですね。

 

奨学金の返済

進学した際に利用した、奨学金の返済が残っている人はいないでしょうか。

奨学金の利率は他の借り入れよりも低く設定されているため、滞納を軽く考えてしまうケースもあるようです。

 

日本学生支援機構の奨学金では、支払いが厳しい場合に「返還期限猶予」や、「減額返還」を利用することもできます。

返還期限猶予制度は、返済を最大10年間先延ばしする制度。減額返還制度は毎月の支払い額を減額できますが、その分返済期間が長くなります。しかし、借り入れが無くなるわけではありませんので、万が一、奨学金の返済が完了していないのであれば、できるだけ早急に清算しておきましょう。

 

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)2016年」によれば、40代で借り入れがある世帯の割合は60.2%、50代では54.1%です。

借り入れ金の額は、40代で1562万円(住宅ローン1581万円)、50代で1139万円(住宅ローン1064万円)となっており、住宅ローンが多くをしめていますが、耐久消費財や生活費にあてる目的で借り入れをしているケースも少なくありません。

 

50代は、老後に向けて資金を作っていきたい時期です。借り入れ金は早く清算し、借り入れ利息に悩まされないようにしたいですね。

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー

 

■次に読まれているのは■

「信じられるのはお金だけ」世代!? 40代の平均貯金額とは

独女がもらえる年金の平均額と、60歳までの目標貯金額を計算してみた!

なぜかお金が貯まらない人の3大理由「スタバ」「コンビニ」あと1つは?

スポンサーリンク

「信じられるのはお金だけ」世代!? 40代の平均貯金額とは

「信じられるのはお金だけ」という名言を残したマツコ・デラックスさん。老後のことを考えてお金を貯めているとのことでしたが、この言葉に激しく同意したアラフォー女性は…

独女がもらえる年金の平均額と、60歳までの目標貯金額を計算してみた!

独身女性が老後にかかるお金はおよそ5,400万円といわれています。この数字は、60歳以上の独身女性の毎月の生活費が全国平均15万円。平均余命が28.68年であることから算出さ…

【マネー専門家の事例】40代女性の平均貯蓄額はどれくらい?

かつて、落語家のヨネスケがリポーターを務めた「突撃!隣の晩ごはん」という超人気番組がありましたね。隣の家の晩ごはんが気になるのと同じくらい、隣の家の人や友達の貯…

お弁当越えのコスパ!「ランチ1回140円」で済ませる裏ワザ

お弁当vs外食ランチの差は一ヶ月どれくらい?仕事もプライベートも何かと忙しい40代。朝早く起きてお弁当づくりするのは大変です。話題のお店でご褒美ランチを楽しむことは…

「1000万円貯蓄する人が買わないもの」とは?ごくごく普通な3つの答え

貯蓄をするなら、1000万円を目標にする人が増えています。40代で、1000万円以上の貯蓄がある人は20.2%*。この数字からは、決して無理な金額ではないようにも思えます。し…

元国税芸人が見てきた「お金持ちが絶対やっていない」7つのこと

仕事が忙しくてお金のことなんて気にしていられない、気にはなるけどどうしていいかわからない、損をするのは嫌だけど積極的に調べたり聞いたりするのは億劫、そう考える女…

40代は借金世代!? 40代の平均「住宅ローン」残高とは

40代で住宅ローンを抱えている人の平均残高はいくらくらいなのだろう? 先日、アラフォーのときに都内の2LDKマンションを購入した知人の40代後半独女が「今年じゅうには住…

気付けば貯金が300万円!年収300万円会社員が実行した3つのルール

貯金とは、「楽しみの先延ばし」です。お金を使わないでいることは、何かを我慢することになります。たとえば、新しい服とか、新しい家電とか。そういったものを得られる楽…

ほったらかしでも貯まる!「お財布を休ませる」方法って?

触れない日はないといえるお財布。私たちも休みがないと疲れ切ってパワーがなくなってしまうように、お財布も休みがないとお金が貯まるパワーがなくなってしまいます。お金…

年収400万と500万、年間貯金額はこんなに違った!100万貯めるコツ

どうもお金が貯まらない、自分はムダ遣いばかりしている、そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか? 昇給があまりされなくなった現代において、となりの人はど…

お金が貯まらない人ほど知らない!貯金の基本5つ

貯金を始めて意識したのは、何歳くらいだったでしょうか。お金を貯めて欲しかったものを買うのは、ワクワクするような、もったいないような、なんとも複雑な気持ちになります。そんな「貯金初心者」から年月を経ても…

レジ前で1秒「コレ」を考えるだけでお金が貯まる?

お金を貯めたいからと言って、とにかく何も買わずにガマンする、というやり方はオススメできません。そんな方法はお金よりもストレスがたまり、長続きできないばかりか、反動で爆買いに走ってしまうリスクもあります…

意外とそんなに大変じゃない⁉あと3万円収入アップする方法

今の収入に大きな不満があるわけではなくても、あともう少し、月に3万円の収入がプラスされたらいいのに、と思うことはありませんか。あと3万円あれば、欲しいものをもっと楽に買えたり、貯蓄を増やせたり、と想像が…

簡単な事だけど、やるだけで全然違う!幸せをよぶ、3つのマネー習慣

ほんの小さなことでも、習慣にすることで大きな違いが生まれることはよくあります。マネー習慣も同じこと。ムダづかいをしないため、不要な照明を消すことや、歯磨きの時に水を出しっぱなしにしないなどはすでに実行…

気をつけて!お礼のつもりで現金を包むと「超失礼」になるケースが5つもある!

結婚式やお葬式では、お金を包むことが常識とされています。また、入学や就職などのお祝いにも現金を贈ることが多いかもしれません。しかし、なかにはお金を渡すことが失礼にあたることもあります。せっかく心をこめ…

お金に愛される!「しぐさ」「髪」「○○」で金運オーラを引き寄せる

「いかにもリッチ」な雰囲気は、お金をかけなくても出すことができます。リッチオーラはお金を引き寄せ、価値ある人脈を広げてくれることもあります。貧乏くさく見えるより、リッチに見えるほうが気分もあがるので、…

1年で100万貯金できるヒトたちは「自分の○○」を例外なく知ってた!

世の中には様々な貯蓄法がありますが、自分に合った方法を選ぶことが大切です。合わない方法では続けることが難しく、ストレスがたまる上に、我慢の反動で浪費に走れば後には何も残りません。そんな無駄な努力をする…

満月と新月、人が浪費しやすいのはどっちだと思う?答えは納得のこちら

月の満ち欠けは人の心にも影響を与えると言われています。お金を計画的に使おうと思っていても、衝動買いをしたり、厳しい節約を始めたり、出費のコントロールが難しいと感じているなら、月のバイオリズムに注目して…

家計簿つけても貯まらない人!「ごく当たり前」の原因は

家計簿には2種類あります。それは、「貯まる家計簿」と、「貯まらない家計簿」です。節約には、収支の把握が欠かせません。そのため、家計簿をつけようと考える人も多いでしょう。オトナサローネ世代なら、1度は家計…

年末年始にお金を使いすぎた人!この「究極の節約術」で今月を乗り切れ!

お正月休みは旅行や帰省、バーゲンセール、お年玉など、出費がかさむイベントが続きます。年に一度のことだから、とつい財布のヒモがゆるんでしまうことも多く、1月中旬を過ぎた頃には散財したことに青くなっている…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

MONEYに関する最新記事