意外とお金を使う年末年始。この「出費計画」で使いすぎを事前にガード!

年末年始の計画はどう過ごされますか?「実家に帰省する」、「旅行に行く」、「特に予定なく家でゆっくり過ごしたい」など年末年始の過ごし方は様々でしょう。
年末年始は過ごし方によって出費が大きくかかってしまい、毎年休暇明けは生活費が苦しくなるという方は少なくないことでしょう。今回は年末年始の出費計画について考えていきます。

 

いくらかかりそうか計算してみる

まず、休暇の過ごし方が決まっている人はスケジュールを書き出しましょう。たとえば、今年の冬休みは6日間ということでしたら、次のように1日目から6日目のスケジュールを書き出します。

 

1日ごとのスケジュールを書き出したら次は1日ごとにかかる出費を書き出します。帰省代がいくらかかるか交通費などについては把握していても、それ以外の出費まで把握できてないケースが多いです。今回は交通費以外にかかる出費がいくらぐらいのかかるのかを事前に把握することを目的とします。

■年末年始の出費計画■

1日目(12月29日):実家に帰省する日⇒食事代2000円+お土産代8000円=10000円
2日目(12月30日):同級生と忘年会⇒1次会4000円・2次会3000円=7000円
3日目(12月31日):実家でゆっくり過ごす
4日目(1月1日):お参りにいく⇒御守代2000円+お年玉10000円=12000円
5日目(1月2日):デパートに福袋を買いに行く⇒10000円
6日目(1月3日):自宅に帰る日⇒食事代2000円

 

書き出してみると合計41000円かかるということがわかります。毎日はそんなにお金をつかっていないつもりでも、合計額は大きいなと感じることもあります。

 

このように一旦、休暇中にかかる出費を書き出してみることで、いくらぐらい出費があるのかを把握でき、合計額によっては意識的にお金のつかい方も変わってきます。交通費だけでも高いのにさらに他の出費を含めたら、冬のボーナスはセールでつかうのではなく、休暇中の資金に補填しようなどとお金の使い方が考えやすくなります。

 

事前に最低限かかるお金を把握することで意識改革に

休暇期間のスケジュールと、あらかじめ決まっている出費を把握することで、出かけたときのお金のつかい方にも変化があります。
たとえば、初売りに福袋を買いに行く予定の場合、福袋以外の他のセール品なども購入しがちです。

 

しかしながら、すでに休暇中の最低限かかる金額を把握していれば、今月つかえる余裕があるお金はあといくらまでだなと、セール品は2万円までなどと決めてからセール品を物色することもできます。「安い!」というだけにとらわれず、本当に必要なものかを考えながら予算内で購入する意識改革にもつながります。

 

他には年末年始はゴロゴロ過ごすと決めていても、食事はコンビニに買い出しに行くというケースは多く見られます。コンビニに行くと、せっかくだから十分に食料を買い出ししておこうという気持ちになり、お酒、デザート、お菓子などもついついカゴに入れがちです。コンビニは便利ですが、予定外の商品も購入しがちで、支払いが3000円くらいとなるのもあっという間です。

 

休暇は出かけないからお金がかからないなと思っていると、コンビニに買い出しに行った際に財布の紐がゆるくなりやすくなるので注意が必要です。

 

また、海外旅行などに行く場合でも事前に渡航先でかかる食費、オプショナル費用などの合計出費を把握しておくことで、ブランド品などの自分へのお土産代予算も事前に決めておくことで、帰国後にカードの支払いにおわれて生活が苦しいということも回避できます。

 

まとめ

休暇中ぐらいはお金のことを気にせずにバンバンつかいたいというお気持ちもわかりますが、休暇明けの日常生活にもどると超節約生活となり苦しいということは回避したいものです。
休暇は予定だけでなく、合わせて出費計画もたてておくと、より良い休暇が過ごせるのではないでしょうか。

 

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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー

 

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