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京都工芸繊維大学デザイン・建築学系准教授

赤松加寿江

文京区生まれ、鎌倉育ち。京都在住。専門は西洋都市建築史、文化的景観。
フィレンツェ大学留学後、東京芸術大学大学院博士課程修了。同大学教育研究助手、東京大学大学院特任助教等を経て現職。
主な著書に赤松加寿江・中川理編著『テロワール:ワインと茶をめぐる歴史・空間・流通』(昭和堂、2023年)、赤松加寿江『近世フィレンツェの都市と祝祭』(東京大学出版会、2020年)など。

食にまつわる土地と人間の営みに関心があり、土から食文化にひろがる空間構造を読み解く領域史研究「テロワール研究」を進めてきた。2018年にはピエモンテのワイン景観と宇治茶畑景観を比較するワークショップ「ドリンクスープ」、現在は都市史学会において「都市における文化=空間構造から捉える全体史」ワーキング・グループを進めている。( https://sites.google.com/view/urbancultureandspace?pli=1)
人新世における危機感をもちつつ文化的景観調査や景観行政にかかわる一方、2015年から京都と鎌倉を行き来する暮らしのなかでに生活者として、研究者としてできることを考えている。