「ごびょう」ではありません!「誤謬」の正しい読み方、知っていますか?
パソコンやスマホが普及したことで漢字を書く機会が減り、読み方を間違えても自動的に正しい漢字が変換されることで、「知っているけど読めない、書けない」漢字に出会ったこと、ありませんか?
そこで本記事では、意外と読めない感じのクイズを出題します。
「誤謬」と書かれていたら、あなたはなんと読みますか?
「誤謬」なんと読む?
「誤謬」の「誤」はなんとなく見たことがあっても、「謬」に馴染みのある人は少ないはず。まったく読み方が思い浮かばない人もいれば、「こんな読み方だったはず」と推測して「ごびょう」と読んだ人もいるのでは?残念ながら「ご“びょ”う」は間違いですが、読み方としては非常に惜しいものです。
正解はこちら!
正解は「ごびゅう」です。
あまり馴染みのない感じではありますが、「誤謬」の「謬」は
音読み ビュウ
訓読み あやま(る)引用元:謬|漢字一字|漢字ペディア
と読むことができます。
「誤謬」の「誤」「謬」ともに、過ちや間違うことの意味があり、「誤謬」もそのまま
まちがえること。まちがい。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
を表します。使う際には「誤謬を犯す」「誤謬を正す」のように使います。
「コンコルドの誤謬」を知っていますか?
「誤謬」という言葉を使った用語に「コンコルドの誤謬」(「コンコルド効果」「コンコルドの誤り」などともいう)があります。
これは心理現象の一つで、
サンクコスト(投資や消費などに投じた固定費のうち、投資や消費などを途中でやめたとしても、回収できない費用)を惜しんで投資を続けてしまうこと。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
超音速旅客機「コンコルド」が商業的に失敗したことが由来で、心理学や行動経済学においてよく登場するようです。うっかり「ご“びょ”う」と読まないよう、注意したいところですね。
参考文献:瀬崎圭二監修, 『正しい日本語どっち? 500』, 平成28年5月20日, 株式会社 彩図社
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