【クイズ】ラジカセって何の略だか言える?意外に知らない!

2020.04.12 QUIZ

しばらく姿を見かけなかったものの、レトロを懐かしむ若者の間で静かにラジカセの人気が再燃しているようです。

 

「ラジカセ」はつぎのうちどの言葉の略語でしょう?

 

① ラジカルカセットプレイヤー
② ラジオカセットプレイヤー
③ ラジオカセットレコーダー

 

1台でラジオもカセットテープも聴ける!録音も可能

答えは「③ ラジオカセットレコーダー」です。

 

ラジカセの正式名称は「ラジオカセットレコーダー」といい、コンパクトカセットテープレコーダーにラジオチューナーを内蔵した音響機器です。短縮形での「ラジカセ」を世間に広めたのは音響機器メーカーのパイオニア(当時)だったといわれています。

日立製作所が1963年に作った製品が、国内初のラジカセです。真空管ラジオのものも含めると、それ以前からテープレコーダーの複合機として複数の会社が販売していました。1967年12月には世界初のFM・AM両方のラジオを備えたラジカセを松下電器産業(現・パナソニック)が発表されました。

ラジカセの本体には固定式マイクロフォンが内蔵されているので、録音をすることができます。たとえばテレビの音を録音するとき、最初はテレビの前にラジカセを置いて録音していましたが、その後テレビ側にラジカセからのラインを入力するための端子ができたため、クリアな音声を録音できるようになりました。

当初モノラルだったラジカセは、1970年後半ごろからステレオタイプのラジカセが普及し始めて音質の高いラジカセの需要が高まってきました。また、カセットテープの品質にもこだわる人が増え、1本の曲が入ったカセットテープから別の空のカセットテープ(生テープ)にダビング可能なダブルラジカセも人気に。

1880年代半ばになるとCDの登場に伴って「CDラジカセ」が登場、1990年代半ばにMDが登場すると、よりコンパクトなMDにカセットがとってかわられ、ラジカセは次第に姿を消していきました。さらに、デジタルオーディオプレイヤーの出現がとどめとなってラジカセは表舞台から姿を消したのです。

こうして一度は姿を消したラジカセですが、若者には「レトロかっこいい」、当時を知る人には「懐かしい」として近年再注目されています。デジタルオーディオプレイヤーとなったソニーのウォークマンでも、裏面をカセットテープの柄にしたものが限定発売されました。

ラジカセは家電量販店でわりあい安価に販売されています。以前よく聞いていたカセットをまだ持っているけれど聞くためのラジカセがない…というかたは、ためしに1台購入してみてはいかがでしょうか。デジタルなどに対応したものもあり、意外に進化しているラジカセに出会えるはずです。

 

CDラジオ・ラジカセ(SONY)
https://www.sony.jp/radio/radicasse/

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