「もっぱら」ではない!「疎ら」の読み方、知っていますか?
普段読み慣れている言葉であっても、送り仮名が変わった瞬間「え、なんて読むの?!」と戸惑ってしまうことがあります。
本記事で紹介する「疎ら」も、そんな戸惑ってしまう漢字のはず。
「疎ら」の正しい読み方、知っていますか?
「疎ら」の読み方は?
「疎開」「過疎」などで馴染みのある「疎」。ただ見慣れた漢字だからといって、そのまま「“そ”ら」と読んではもちろん間違い。また「『疎か』なら読める!」という人は少なくないと思いますが、もちろん「疎ら」を「“おろそ”ら」と読むことはできません。
また「〜ら」のつく言葉を思い浮かべて「もっぱら」と読んだ人もいるかもしれませんが、「もっぱら」は「専ら」と書くので間違い。
ただ、はじめに紹介した「疎開」「過疎」が表す意味が、「疎ら」の読みの大ヒントになります。
「過疎」は「(人や建物などが)ある範囲・地域に、度を越して少なくなっていること」を意味します。ということは、そのような場所の人通りは〇〇らなのでは?
正解は…
正解は「まばら」です。
「疎ら」は
1 物が少なくて、間がすいているさま。すきまのあいているさま。
2 順序だっていないさま。ばらばらであるさま。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
また「疎ら」は「あばら」と読むこともできます。「あばら」は漢字で「荒ら・疎ら」と表すことができ、
1 荒れ果てたさま。
2 すきまだらけのさま。まばら。
を意味します。
「まばら」と「あばら」は同義語なんですね。
ただ、『大辞林第三版』の「疎ら(まばら)」の欄に
〔「ま(間)あばら(疎)」の転〕
引用元:三省堂 大辞林第三版
とあり、成り立ちとしては「疎ら(まばら)」より「あばら」のほうが早いようです。
「まばら」も「あばら」も、いまはあまり漢字で表されていないかもしれません。でも「疎」がつく漢字が表す意味と結びつけることができれば、「疎ら(まばら)」の読みは思い出しやすいはずです。ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。
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