「漫画」の「漫」に「ろ」でなんと読む?!「漫ろ」の読み方、知っていますか?
実はどこかで耳にしたことのある言葉なのに、漢字で表されると「これ、なんて読むの?!」と戸惑ってしまうことも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「漫ろ」の読み方、知っていますか?
「漫ろ」の読み方は?
「漫ろ」という言葉はあまり日常で見かけません。でも「漫ろ」ではなく「漫画」と書けばどうでしょう。「『漫』という漢字、知ってる!」と思ってもらえたのではないでしょうか。
しかし、だからといって「漫ろ」の読み方が「まんろ」というわけではありません。
さて、正解は…
正解は…
「そぞろ」と読みます。
「漫ろ」とは
1 これといった理由もなしにそうなったり、そうしたりするさま。なんとなく。
2 心が落ち着かないさま。そわそわするさま。
3 不本意なさま。意に満たないさま。
4 かかわりのないさま。
5 むやみなさま。やたら。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味し、また「わけもなく」「なんとなく」という意味ももちます。
『小学館 デジタル大辞泉』には「漫ろ(すずろ)」とも掲載されていますが、一般的には「そぞろ」と読みます。
「漫りに」はなんと読む?
「漫」の訓読みには、もう一つ、意外と読めない読み方があります。それが「漫りに」。
“秩序を無視する”、“むやみやたら”(出典元:小学館 デジタル大辞泉)などを意味する言葉で、漢字で表す場合には「漫」より「乱」を用いることが大半です。今ではひらがなで「〇〇りに」と表すことのほうが多いですが。
正解は…「みだりに」です。
「漫」の漢字の成り立ちを知ると、「漫ろ」「漫り」の意味は捉えやすくなります。
「漫」は音を表す漢字と意味を表す漢字を組み合わせて成り立っています。音を表す「曼(バン・マン)」には「ひろがる」という意味があり、「水がひろがる」という意味が転じ、「とりとめがない様子」を表すようになりました。
- 漫ろ(そぞろ)
- 漫り(みだり)
と、読み方には共通点を感じにくいですが、どちらもとりとめがない様を表していますね。
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