これをやめたら貯金2000万できた!達人たちの8つのルール

「コロナ後」を見据えてムダな出費を削ったり、固定費を見直したりし始めている人が増えました。

いっぽう、「漠然とした不安はあるけれど、どこから手をつけていいのかわからない」という声も少なくありません。

同年代の人や年収が近い同期がたくさん貯蓄していそうだったり、マイホームを購入した話を聞くと、「どうして、そんなにお金が貯められるのかしら……」と気になる。けれど、お金の話はつっこみづらいものです。

お金が貯められる人たちには共通して「やめたこと」があります。

今回は、FPとして出会ってきた「貯金2000万円を達成した人たち」のケースを俯瞰し、共通する8つのルールを考えます。

 

1「めんどくさい、先送り」のクセをやめた!

貯蓄をはじめようと思っても、キリよくお給料日から、来月1日からと、すぐにでも始められことを先送りすることってありませんか?

貯めた人たちもかつてはそうでしたが、あるときそれを「やめ」ました。「思いたったらすぐに行動」をスタートする習慣は、どこかで始めないと始まらないのです。

一日や二日そこら早くても何も変わらないと思いがちですが、英会話やトレーニングだって同じ、結局のところ始められたかどうかで最後に差が出ます。何でも先送りにする癖がある人は、どんなこともすべて先送りにしてしまいます。

「一日でも早く目的に向かってお金を貯めよう」と考えるか、「一日くらい変わらない」と考えるか。どう考えても前者のほうが将来の貯蓄額が有利ですよね。

こればかりはどこかできっかけを作って「先送りにしない」習慣を作るしかありません。

 

2「安いから買う」のをやめた!

人は「トクをする」より「損をしない」ほうが気になる心理的な習性を持っています。ですから、安売りしていると、買わないと損な気持ちになるのは当然です。

ですが、お金を貯められた人たちはこのことをよく理解して、「安くなっているから」をやめました。

買い物は基本的に定価。無駄に不要な物は買わずに、本当に欲しい必要な物だけを購入します。

典型的なのがセール。とりわけ会場を貸し切るファミリーセールは、買いたい気持ちだけを煽られてムダな買い物をしがちです。よくセール商品を溢れんばかりと詰め込んでいる人達を見かけますが、例えば定価1枚1500円のハンカチがタイムセールで3枚1,500円になっていたとしても「今ハンカチが必要かどうか」だけで判断できればお金は貯まっていきます。

 

3「ストックをためこむ」のをやめた!

例外なく、貯金に成功した人の家の中は年収にかかわらずすっきり整理されています。

お金と家の中の整理の関係性がピンとこないかもしれませんが、お金の使い方に影響します。物を捨てられずためこんでいると、何がどこにあるのか把握しづらいものです。そのため、すでに手持ちがあるもの、似たようなものを何度も購入してしまうのです。

ここ数年使っていない物でも、いつか使うことがあるかもと捨てられない人は要注意。

食品でも衣類でもシャンプーでも、何かを買うときは例外なく「なくなってから」か「一つ物を捨ててから」に。購入した物のスペースがない場合は買わないことを徹底します。

 

4「無理なお付き合い」をやめた!

人づきあいが良いことは素晴らしいことです。誘われた会にはすべて参加できれば楽しいですが、それではお金は貯められません。貯金が2000万円以上ある方に聞くと、飲み会は月に何回までと決めている、もしくは交際費を決めていて、決めた額を超えた場合はお断りして、可能であれば翌月にスケジュールを調整するという声が上がります。

大切なのは、断るときに角が立たない伝え方。ウソをつくとあとで矛盾することもあるので、日ごろから「節約中で」と口にしていたり、正直に「いま家計がピンチで」と伝える人も多いようです。

また、年末年始などの新年会、忘年会、歓送迎会などが多い時期は、何か月も前から交際費が多くかかる時期を見越して事前に普段の貯蓄とは別にお金をコツコツ貯めておくことで、赤字にならないように計画を立てておきます。

5「自分へのご褒美」をやめた!

昇格する、目標に達成する、誕生日など、節目ごとに高額な商品を購入するのはもうやめましょう。

しっかり貯めている人は「理由をつけた高額な買い物」はしません。たとえば「ダイヤの1粒ネックレスが欲しい」などの目標を決めたら、毎月2000円を3年など事前に計画を立てて、その商品を購入するためにきちんと節約して貯金をします。貯金が目標額に達したら購入するのです。

旅行も思いつきで行くわけではありません。1年に1回夏休みには海外旅行へと予定を立て、計画的に貯金をしています。ボーナスの一部もあてる予定だけれど、ボーナスが予想よりも低くなったという場合は、海外旅行ではなく国内旅行に変更して予算内におさめて楽しみます。予算の管理ができれば我慢ばかりではないのです。

 

6「オトクな情報収集」をやめた!

人づての情報に流されて高額配当の投資を始めたことがある人は要注意。私の相談者の中でも、友人から儲かるよと投資の話を聞いて自分も始めたいと相談にくる人がいます。投資内容をお聞きすると、イマイチわからないというお答えが多いです。

 

投資は貯金ではありません。必ず儲かるわけではなく、元本が割れるリスクにも目を向けなければなりません。

 

貯金をしっかりできている人は、情報に流されることなく自分に合った投資法をきちんと把握している人が多いと感じます。不動産でも金でも外貨でも、どんな金融商品についても、商品内容やリスクについて「仕組みがイマイチわからないもの」にお金を投資することは避けなければなりません。

自分が何を目的に何にどう投資しているのか、仕組みを他人に説明できるくらい理解できているのが投資の鉄則です。

情報に流されることなく、自分できちんと調べる、相談料がかかって信頼できる相談者に相談するということが大切です。

 

7「支出を把握せずお金をつかう」のはやめた!

自分の支出を把握せずにお金を貯めた人はゼロと言っていいでしょう。支出を把握することで、はじめて無理なく貯められる金額も把握することができます。

 

貯金を始めても長続きしなかったという方で、毎月決めた貯金額が高額すぎたケースは結構見られるものです。焦って貯金を始めようと、支出を把握することなく月10万円などと設定し、残ったお金で生活すればいいと考えるのが典型例。

 

結果的には生活費が不足し、何もかもガマンしなくてはならない生活に疲れてしまいます。結果、貯金を断念してしまうという悪循環に陥ります。

 

まずは支出を把握してから無駄な支出は削って、きちんと必要な支出を把握し、無理なく貯金できる金額を設定しましょう。たとえば光熱費、上下水道など固定費の額を把握していますか? あなたの食費は月にいくらですか? 何にいくらかかっていると費目ごとにおおよその金額を把握して、はじめてムダなマンガ代を削るという話に進むのです。

 

8「他人の行動や生活を気にする」のをやめた!

貯金ができる人はお金の使い方に軸を持っているので、周りの買い物に流されない傾向があります。「あのお宅はどうしてお金があるのだろう?」「色んなブランド物を持っていて羨ましい」など他人の行動や生活と比べることをやめるのが貯金への近道です。

 

たとえば洋服ひとつとっても、周囲の友人が持っているから、着ているからと、好みでもないバッグやジャケットを買ったり、インスタ映えするからと興味のないお店に出向いて、誰がどう喜ぶのでしょうか。

 

周りに流されることでお金の使い方も自分の生活レベルよりも無理をしたものになってしまいます。貯蓄をするためにも自分の軸をぶれずに持つということは一番大切な要素ともいえるでしょう。

 

 

今回は、貯金2000万円を達成した人たちがやらないことを8つご紹介しました。

貯金ができるようになった人たちには、それだけの理由があります。

本人からすれば、お金を貯められるためにやっているというより、無意識にやっていることもありますが、お金を貯められない人は、まずは2000万円を達成した人にならって「何かをやめてみる」ことから初めてみてはいかがでしょうか。

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