【この食べ物は何?】ワニナシではありません!「鰐梨」は何と読む?
いつも食べている身近な食材なのに、漢字になると何のことだか分からない・・・。普段はひらがなやカタカナで表記されているため、漢字だと見慣れないものも多いですよね。
そこで本記事では、意外な表記をする食べ物の漢字クイズを出題します。
「鰐梨」は何でしょう?
そもそも、「鰐」も見慣れない漢字かもしれません。
これは、動物の「ワニ」です。
「梨」は果物の「ナシ」ですね。
ワニのように獰猛なナシということでしょうか・・・。
そうではなく、ワニのような見た目のナシを想像してみましょう。
ゴツゴツとした表面がワニのような食べ物です。
分かりましたか?正解はこちらです。
「アボカド」です。
言われてみれば確かに、黒くてゴツゴツとした皮の表面がワニっぽいですよね。
「ワニナシ」はアボカドの和名でもあるのです。
〔熟した果実の表皮が、ワニの背中の皮に似ることから〕
アボカドの和名。
出典元:大辞林 第三版
でも、なぜ「梨」にしたのでしょうか。
実は、アボカドは英語でもavocadoですが、”alligator pear(アリゲーターペアー)”という別名があるのです。
日本語に直訳すると「ワニナシ」ですね。「ワニナシ」にそのまま漢字を当てはめています。
ところでアボカドは、野菜だと思っていませんか?
実は、野菜ではなく、果物なのです!
アボカドはサラダなどにして食べることが多いし、果物のような甘さもないため、つい野菜だと思ってしまいがちですよね。
木に成る果実を果物と呼び、田畑で栽培される作物を野菜と呼びますよね。イチゴやスイカは田畑で作られるため、野菜です。
アボカドは木に成るので、果物に分類されるのです。
アボカドはメキシコなどから輸入されているものがほとんどです。
通年を通して収穫されていて特に「旬」の時期はありませんが、美味しい時期はあるのです。
「森のバター」とも言われ、不飽和脂肪酸が豊富で栄養価の高いアボカドですが、その油分が高い時期は4月~6月です。
ちょうどいま、アボカドは食べごろの季節なのですね。
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