【この食べ物は何?】ブドウとユズではありません!「葡萄柚」は何と読む?
身近な食べ物も、見慣れない漢字表記になると何のことだか分からない・・・。特に野菜や果物はカタカナを用いることが多いですよね。
そこで本記事では、「漢字だとそんな表記をするとは!」と意外な食べ物の漢字クイズを出題します。
「葡萄柚」は何でしょうか?
葡萄は、ブドウですよね。
柚は、ユズですね。
これらの漢字は、お菓子やお酒のフレーバーなどでよく見かけます。
しかし、葡萄と柚がくっついた「葡萄柚」はあまり馴染みがないですよね。
でも、フレーバーとしては、わりとよく使われて、お馴染みの食べ物なのです。
とはいえ、味が葡萄と柚を混ぜたような食べ物、というわけではありません。
見た目がヒントになります。葡萄のような、柚のような、見た目のフルーツです。
いっそのこと、「葡萄柚」を英語にしてみたら分かるかも!?
正解は、こちらです。
「グレープフルーツ」です。
グレープフルーツという名前の由来は、一つの枝に複数の実をつける様子がブドウ(グレープ)の房に似ているからだと言われています。
ザボンの一種。果実が枝にブドウのような房状につく。ふつう果皮は黄色で、多汁。米国カリフォルニアで栽培。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
「グレープ」の部分を「葡萄」と書くのはそのままですから納得です。
でも、「フルーツ」を漢字にするなら「果物」なのでは、と思ってしまいますよね。
「葡萄柚」は中国語の表記をそのまま使ったものです。
ちなみに、中国語で「柚」は日本の「ユズ」ではなく、同じ柑橘類の「ザボン」のことです。
こうして見ると、英語より漢字のほうが、グレープフルーツの特徴をよく表しているかもしれません。
ところで、グレープフルーツは食べるだけでなく、実は驚きの活用術があるのです。
暖かくなってくると、どこからともなく出没する、ゴキブリ!
なんと、グレープフルーツにはゴキブリを撃退する効果があります。
ゴキブリは柑橘類の匂いが大嫌いなのです。柑橘類に含まれる「d-リモネン」という成分がゴキブリに有害にはたらくためです。
グレープフルーツの皮を乾燥させて置いておくだけで、ゴキブリがやって来なくなります。
キッチンの隅やシンクの下など、ゴキブリが出そうな場所に置いておくといいですね。
薬剤を使用するよりも安全で、小さな子どもがいる家庭でも安心して置けますよね。
レモンなど、他の柑橘類でも同じように使えます。
もちろん、この果物でも。
「甘橙」は何でしょうか?
橙(だいだい)は、ミカン科の柑橘類です。
しかし「甘橙」は、橙とは別の果物を表します。
この読み方を知らなくても、お馴染みの甘い柑橘類を思い浮かべれば一発的中するでしょう。
正解は、こちらです。
「オレンジ」です。
オレンジの和名は「甘橙(アマダイダイ)」と言います。
ちなみに、グレープフルーツにはこのような和名がありません。
オレンジにもゴキブリ撃退に有効な「d-リモネン」が含まれています。
グレープフルーツやレモンの酸っぱさが苦手な人は、オレンジで試してみて!
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