「そうゆう」ではありません!「騒擾」の読み方、知っていますか?
漢字にはよく似た形をしているものも少なくありません。ただ、馴染みのある漢字の読みに引っ張られ「こう読むのでは?」と思い込んでしまうと、漢字を読み間違えてしまうことも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「騒擾」の読み方、知っていますか?
「騒擾」の読み方は?
「騒擾」はあまり馴染みのない言葉かもしれません。「騒擾」は
集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。騒乱。擾乱。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
の意味を表します。“騒ぎを起こし”の部分は「騒擾」の「騒」の字からも想像がついたかと思いますが、問題は「擾」。意味も読み方もなかなか想像しにくい漢字に思えます。「擾」にある「憂」の字から、「読みは『ゆう』なのでは?」と推測した人もいるかもしれませんが、「騒擾」を「そうゆう」と読むのは残念ながら不正解です。
正解は…
「そうじょう」です。
「擾」には「憂」が含まれていますが、その読みは
- 音読み ジョウ
- 訓読み みだ(れる)・さわ(ぐ)・わずら(わしい)・な(らす)
で、「憂」とは全く異なります。ちなみに「憂」は
- 音読み ユウ
- 訓読み うれ(える)・うれ(い)・う(い)
と読みます。
「擾」がつく漢字は「擾」を「ゆう」と読み間違いしやすいので、まとめて覚えておきましょう。
- 喧擾(けんじょう)
→やかましく騒ぐこと。 - 煩擾(はんじょう)
→わずらわしいほど乱れること。 - 紛擾(ふんじょう)
→もめること。
特に「紛擾」は「騒擾」同様、読み間違いしやすい漢字なので注意しましょう!
参考文献:擾|漢字一字|漢字ペディア
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