キミミではない!「木耳」は何と読む?みんなが間違えてる漢字3つ
普段はカタカナやひらがなで表記されるものが多い野菜や果物の名前。漢字になると、「え?そう書いてそう読むの?」と意外なものも多いのです。
そこで本記事では、「その漢字でそう読むとは!」となる食べ物漢字を出題します。
第1問:「木耳」は何と読むでしょうか?
「木」も「耳」も小学校一年生で習う漢字です。
そのまま読めば「きみみ」ですが、そのような食べ物はありませんよね。
ヒントは、その食べ物の見た目にあります。
木の耳のような見た目ということは、木に生える耳っぽい形のものです。
なんだかちょっと不気味ですが、言われてみれば確かに耳っぽいかも?
正解はこちらです。
「きくらげ」です。
1 担子菌類キクラゲ科のキノコ。桑やニワトコの枯れ木に群生。形が人の耳に似て、茶色で寒天質。乾燥すると縮み、軟骨質になる。主に中華料理に用いる。きのみみ。
2 《1に形が似るところから》人の耳。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
確かに、見た目も「耳」に似ていますが、プニプニとした触感とコリコリとした食感も、なんとなく「耳」っぽい気がしてきます。
しかし、いくら「耳」のように見えるからと言っても、「耳」と書いて「くらげ」と読むのは無理がありますよね。
実は、「木耳」は中国語の表記をそのまま日本語の「きくらげ」に当てたものなんです。
出典>>【この食べ物は何?】キミミではありません!「木耳」は何と読む?
第2問:「湿地」は何と読むでしょうか?
もちろん、「シッチ」と読むこともできます。「シッチ」は湿気が多く、じめじめしている土地のことですよね。
しかし、「シッチ」という食べ物はありません。
ただ、「湿気が多く、じめじめした土地」は大きなヒントになります。
そういうところで育つ食材を想像してみましょう・・・。
菌類のような気がしてきませんか?
正解はこちらです。
「シメジ」です。
湿った地に生えることに由来して「湿地」と書きます。
よく考えたらそのまま読めば「シメジ」なのですが、湿地には「シッチ」という別の読み方があるため、ちょっと惑わされますよね。
ちなみに、シメジは「占地」と書くこともあります。
地面を占領するように一面に生えることに由来しています。
「湿地」にしても「占地」にしても、シメジの生え方を表しているのですね。
出典>>【この食べ物は何?】シッチではありません!湿地は何と読む?
第3問:「糸瓜」は何と読むでしょうか?
「瓜」と書かれていますので、ウリ科の植物です。
糸のように細いウリということでしょうか。
果実が糸のように細いのではなく、果実に糸がたくさん詰まっている様子を想像してみましょう・・・。
繊維状になっている瓜といったら、ピンときますよね。
正解はこちらです。
「ヘチマ」です。
果実が繊維のようになっていて、タワシとしても活用できるヘチマ。
昔はそのまま「イトウリ」と呼ばれていたのですが、「イトウリ」が訛って「トウリ」になり、「ト」はいろは歌の「ヘ」と「チ」の間だから「ヘチマ」となったという説があります。
「いろはにほへとちりぬるをわか」。たしかに「ト」は「ヘチ間」ですね。
「糸瓜」を「イトウリ」と読んでも間違いではないのですが、現代では「イトウリ」と言うとヘチマではない別の食べ物を指します。
「糸かぼちゃ」や「そうめんかぼちゃ」、「金糸瓜(キンシウリ)」などとも呼ばれ、果肉がそうめん状になっている、カボチャの仲間のことです。
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