「めんほう」ではありません!「面皰」の読み方、知っていますか?
実は馴染みのある言葉であっても、漢字で表されると「え、なんて読むの?」と読み方が分からず戸惑うことがあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「面皰」の読み方、知っていますか?
「面皰」の読み方は?
「面皰」の「皰」の右側が「ものを包む」などの「包」に似ていることから「めんほう」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。
「面皰」の「面」や「皰」に含まれる「皮」の字から「顔に関わる言葉なのではないか」と推測した人の中には、正解を導き出した人がいるかもしれません。というのも、「面皰」は顔にできると嬉しくない言葉だから。
顔にできると嬉しくないもの、思い浮かびましたか?
正解は…
「にきび」です。
「面皰」を辞書で調べると
思春期・青年期の男女の顔、胸・背中などにできる吹き出物。脂腺の活動が盛んになって毛孔けあながつまるためにできる。治ったあと、瘢痕はんこんが残ることがある。尋常性痤瘡ざそうの俗称。面皰めんぽう。にきび。
出典元:三省堂 大辞林第三版
とあります。「めんほう」は不正解ですが、「めんぽう」は正解です。
「皰」の字はあまり馴染みがありませんが、「皰」だけで
①にきび。顔にできるふきでもの。
②もがさ。天然痘。出典元:皰|漢字一字|漢字ペディア
の意味があり、
- 音読み ホウ
- 訓読み にきび・もがさ
と読むことができます。とはいえ、「面皰」は一般的に「ニキビ」や「にきび」と表されており、「皰」だけで表す文面に遭遇することはないと思いますが…!(ちなみに「もがさ」は「痘瘡(とうそう)」すなわち「天然痘」を表す言葉で、今は使われていない古い呼び名のことです)
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