「ほどこす」でも「さとす」でもない。「唆す」の読み方、知っていますか?
「漢字一文字+送り仮名」で表される言葉はいくつもあります。ただ、聞き馴染みがある言葉であっても、漢字で表されると「あれ、これってなんて読むんだっけ?」とわからなくなってしまうことも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「唆す」の読み方、知っていますか?
「唆す」の読み方は?
「唆す」は誰でも一度は耳にしたことがある言葉のはず。でも「〜す」の送り仮名がつく言葉は決して珍しいものではありません。「唆す」を「ほどこす」や「さとす」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。もちろん「しゅんす」でもありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は…
「そそのかす」です。
「唆す」とは
1 その気になるように仕向ける。特に、おだてて悪いほうへ誘い入れる。
2 早くそうするように勧める。せきたてる。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。「人を唆す」「悪事を唆す」といった表現を聞いたことがある人は少なくないのでは?
「ほどこす」と「さとす」は漢字でどう表す?
では、冒頭で登場した「ほどこす」と「さとす」は漢字でどう表すのでしょうか。正解はこちら!
- 施す
- 諭す
です。
「施す」にはさまざまな意味がありますが、“恵み与える”や“飾りや補いとして何かを付け加える”などの意味でよく用いられています。「諭す」は“納得するように教え導く”などの意味があります。
悪いほうへ誘うときに用いられる「唆す」とはだいぶ意味が異なりますから、読み間違えないよう注意したいところですね。
★これも読めるかな?
>>答えはこちら
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