「そうたち」「そうたつ」は×。「曹達」の読み方、知っていますか?
漢字にはさまざまな読み方がありますが、中には思いもよらない読み方をするものも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「曹達」の読み方、知っていますか?
「曹達」の読み方は?
「曹達」の「曹」は日常であまり見かける機会がないように思えますが、「水槽」や「遭難」などの言葉に含まれていることもあり、「そう」という読み方が思い浮かんだのでは?また「達」にもさまざまな読み方がありますが、「タツ」「ダチ」「タチ」などの読みがスッと浮かんだことでしょう。
しかし、それらの読みを組み合わせて「そうたつ」「そうたち」と読むのは残念ながら不正解。
ただ正解の音を聞けば「あー、なるほど」と思う人は少なくないはず。
正解は…
「そーだ(ソーダ)」です。
「曹達」は
①狭義には、炭酸ナトリウムの俗称。広義には、水酸化ナトリウムや炭酸水素ナトリウムなども含めていう。古くは、炭酸ナトリウム類似のアルカリ性の結晶性物質をすべてさした。 〔「曹達」とも書く〕
②「ソーダ水」の略。出典元:三省堂 大辞林第三版
を意味します。
日本語には、漢字、カタカナ、ひらがな、と3つの文字があり、私たちが清涼飲料水として親しんでいる「ソーダ」はカタカナ表記が一般的なので、「曹達」に遭遇する機会は少ないかもしれませんが、この記事がきっかけで、ふとしたときに「『ソーダ水』は漢字で表すとこう書くんだった」と思い出していただけると幸いです。
飲み物を表すユニークな漢字
飲み物を表す漢字の中でもユニークなのが「三鞭酒」です。これもまたカタカナで表記されることが一般的であり、そのうえ当てられた漢字が中国にお酒は実在し、その読みが示す飲み物とはまったく別物なのが面白いところ。
正解は「シャンパン」です。
シャンパンに当てられた「三鞭酒」は、「三鞭酒(さんぴえんちゅう)」と読めば、中国に実在するスタミナ酒になります。これは3種の動物の陽根※を漬け込んだもので、シャンパンとはまったくの別物。お酒が好きな人の中には「三鞭酒(さんぴえんちゅう)」を知っている人もいるかもしれないので…シャンパンはカタカナ表記がいいですね。
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