「ふんど」だけではない!「憤怒」のもう一つの読み方、知っていますか?

どこかで聞いたことがある言葉であっても、その読み方について調べてみると、「誤った読み方が広く伝わって今の形になっている」とか「表す意味によって読み方が異なる」といった、思いもよらない由来に出会うことがあります。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

本記事でご紹介するのは「憤怒」。おなじみの読み方「ふんど」以外の読み方を知っていますか?

「憤怒」の読み方は?

「憤怒」とは

ひどく怒ること。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を表します。

パソコンやスマートフォンの予測変換機能では「ふんど」と打てば「憤怒」と出てくるはずです。そんな「憤怒」にはもう一つの読み方があります。漢字に関連する書籍の中には、もう一つの読み方が正しく、「ふんど」は間違いとしているものもありますが、実際には「ふんど」ももう一方も正しい読み方だとされています。

それでは正解です。

正解は…

もう一つの読み方は「ふんぬ」です。

「ふんど」と読んでも「ふんぬ」と読んでも意味は同じです。

同じ意味でも読み方が異なる理由

「憤怒」の読みは、「漢音」か「呉音」かの違いによるものです。

漢音は

呉音に次いで,隋唐時代に遣唐使や留学僧などにより日本に伝えられたもの。

出典元:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

呉音は

漢音以前に日本に伝えられた字音で,中国語の揚子江下流方面の南方方言からであろうと推定されている。仏教経典の読み方に多く用いられた。

出典元:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

とあります。

現在用いられている音読みの多くは漢音を用いたものですが、呉音が“仏教経典の読み方に多く用いられた”こともあり、仏教に関連する言葉には呉音で読む言葉も残っています。例えば「利益」。「りえき」と読んだ人が多いかと思いますが、元々は呉音で「りやく」と読まれていました。「利益」は漢音で読むか呉音で読むかで意味も異なります。「りえき」と読むと“儲けること”を意味し、「りやく」の場合は“神仏の恵み”を意味します。

なお「怒」は漢音が「ど」、呉音が「ぬ」です。先でも紹介しましたが、「憤怒」は読みで意味が変わることはないのでご安心を。

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