「たいく」と読んだら恥ずかしい!「退く」の読み方、知っていますか?
日常生活で見かけることのある漢字であっても、送り仮名がついた途端「なんて読むんだろう…」と戸惑ってしまうことがあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「退く」の読み方、知っていますか?
「退く」の読み方は?
「退」は「引退」「脱退」「退職」「退散」など、目にする機会の多い漢字です。ただ、「退く」と送り仮名がついたことでどう読むのかわからなくなってしまった人も少なくないのでは?「引退」「退職」での読みのように「退く」を「たいく」と読むのは残念ながら不正解。
まずは正解を見てみましょう。
正解は…
「しりぞく」です。
他に
- しぞく
- そく
- どく
- のく
と読んでも正解です。「ひく」と読むこともできます。
「退く」の意味は、
1 後方へ下がる。後ろへのく。あとじさる。
2
㋐貴人・目上の人の前を離れて出て行く。退出する。また、その場所から去る。
㋑試合などで、敗れてそこからいなくなる。
3 官職などを辞める。引退する。
4 (多く「しりぞいて」の形で用いる)置かれている状況を離れる。
5 譲歩する。引き下がる。出典元:小学館 デジタル大辞泉
です。
他の読み方における意味は以下の通り。
- しぞく
→「しりぞく」に同じ。 - そく
→遠く離れる(離す)。遠ざかる(遠ざける)。 - どく
→いる場所を動いて、そこをあける。 - のく
→今までいた場所から離れる。ある場所から離れている。など。
また「退く(ひく)」と読む場合には
①後ろにさがる。ひきさがる。また、もとの状態に戻る。
②その地位・職業から去る。引退する。出典元:ひ − く|言葉|漢字ペディア
を意味します。
「退」という漢字は、「辵(ちゃく)」と呼ばれる部首(日本での通称は「しんにょう」)と食物を盛る容器を表す「𣪘(き)」から成り、お供物の食べ物を引き下げる意味を表します。それが転じて、「しりぞく」「遠ざける」「身を引く」などを意味するようになりました。
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