「すいがん」ではありません。「慧眼」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「慧眼」です。
「慧眼」の読み方は?
「眼」は馴染みのある漢字かと思いますが、「慧」の読み方に戸惑った人は少なくないはずです。「慧」によく似た漢字に「彗」があります。「彗」から始まる漢字には「彗星(すいせい)」などがあります。この「彗」と間違えて、慧眼を「すいがん」と読んだ人もいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「けいがん」です。
慧眼の意味は
〘名〙 さとい眼力。鋭い活眼力。物事の本質を鋭く見抜く洞察力。炯眼。
出典元:精選版 日本国語大辞典
で、「あの人は慧眼である」「慧眼の持ち主」などと使われます。上記にもありますが、「炯眼」と書くこともできます。
なお「慧」は、意味を表す部分と音を表す部分が組み合わさってできた形声文字で、心の意味と、先ほどよく似ている漢字として紹介した「彗」の音から成ります(音符「彗」(セイ、スイ)→(クヱイ))。「彗」と「慧」の音読みはケイ・エが共通していますが、スイという読みは「彗」にしかありません。
慧眼は意味と読みを合わせて覚えることをおすすめします。
慧眼は読み方で意味が変わる
慧眼は「えげん」と読むこともできます。「慧眼(えげん)」は仏教に由来する言葉であり、
五眼の一つで、仏の知恵の目。この世の真理を見抜く心の目。
出典元:エゲン|言葉|漢字ペディア
の意味があります。
日常生活において「慧眼(えげん)」と読む機会に遭遇することはあまりないと思いますが、豆知識として楽しんでいただけると幸いです。
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