「しょうにする」ではありません。「掌にする」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「掌にする」です。
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「掌にする」の読み方は?
「掌」1文字で「てのひら」と読んだり、「合掌(がっしょう)「掌握(しょうあく)」などのように「しょう」と読むことがあります。そのため「掌にする」を「てのひらにする」「しょうにする」と読んだ人もいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。
「掌にする」の「掌」が表しているのは手のひらで間違いないのですが、「掌」の訓読みには「てのひら」以外にもう2つあります。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「たなごころにする」です。
「掌にする」は
手に握る。思いのままに支配する。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
「掌」だけで「たなごころ」と読むことができます。公益財団法人日本漢字能力検定が運営する『漢字ペディア』によると、「手(た)の心」の意味があるとのこと。
では「掌る」はなんと読む?
先で”「掌」の訓読みには「てのひら」以外にもう2つあ”ると書きました。そのうちの一つが「たなごころ」です。では「掌る」はなんと読むでしょうか。
掌るの意味は
①職務として行う。担当する。
②支配する。管理する。出典元:※
です。
なお同訓異義語に「司る」があります。
正解は……
「つかさどる」です。
「つかさどる」は「司る」「掌る」の他に「宰る」と表すこともできます。それぞれの違いについて解説している記事もありますが、『広辞苑』や『明鏡国語辞典』などの辞書には「司る・掌る」と紹介されていることもあり、事細かに使い分ける必要はないように感じます。
ただ、「司る」の解説には“「官(つかさ)取る」の意(出典元:小学館 デジタル大辞泉)”と書かれていることもあり、由来は異なるのかもしれません。
※つかさど – る|言葉|漢字ペディア
続いて、これも読めるかな?
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