出会いは葬儀!50歳独女の逆転ホームラン婚に迫る【40代からのオトナ婚・クミの場合#2】
「今、オトナ独女に追い風が吹いている」
そんな明るいメッセージを掲げ、オトナ婚成功者の実体験を丁寧に記事化。人気を博したミナト薫さんの【40代からのオトナ婚 】をリバイバル配信。今回は【エピソード#4:クミの場合】の第2話です。
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ドラマみたいにビビビっと
「小学校時代のクラスメートの男性が他界したんです。亡くなった彼には色々と事情があり、葬儀は友人一同で執り行うことになりました」
幼馴染がお金を出し合あって、お葬式を出したそうです。
それから一年後、一周忌の知らせが届きました。
「本当はその日、仕事が入っていたのですが、急に休みが取れて参加したんです」
朝からお墓参りをし、その後は故人を偲んで同級生たちで食事会へ。「もう一軒行こう」とハシゴをしているうちに、気がつけば夜9時。さすがにそろそろお開きという頃、残業を終えた一人の男性が到着。クミさんの前に腰をおろしました。
この人だれだっけ?
小学校にこんな人いた?
彼の名前はリョウスケさん。小学校には途中から転入してきたため、クミさんとは面識がありませんでした。一年前の葬儀にリョウスケさんも参列していましたが、当日は会計係を担当。ずっと後ろを向いて作業していたので、クミさんとは顔を合わせずじまい。この夜が二人にとって、初対面の場となりました。
かなり酔っ払っていたというクミさんは「私、蕎麦が大好きなの」などと話したそうですが、その晩のことはあまり記憶に残っていないそう。ただ、落ち着いた雰囲気のリョウスケさんに好印象を抱いたのは事実。「この人が独身だったら、私、結婚するだろうな」と思ったそうです。でも、年齢から判断して、彼は絶対結婚しているはず…。
それから10日後。幼馴染の男性から「リョウスケが年越し蕎麦の準備してるってよ。一緒に食べに行こう」と電話が入りました。リョウスケさんはクミさんが「蕎麦が好き」と言っていたのを覚えていてくれ、自ら蕎麦を打ってくれたらしいのです。
「年齢的にもリョウスケさんは結婚していると思ったので、大晦日に蕎麦を食べにお邪魔するなんてご家族に悪いから『また今度にしよう』とお断りしたんです」
そうしたら「あいつに家族はいないよ、バツイチだから」。
おおお!!リョウスケさんたら、独身だったんですね!クミさん、その時はどんな気持ちがしたんですか?
「嬉しかったに決まってるじゃないですか!」
これは!と思ったクミさん。そこからの怒涛の展開がスタートです。
大晦日:3人で年越し蕎麦を食べる。
元旦:3人で初詣へ。
1月3日:リョウスケさんが年越し蕎麦の残りを届けに、クミさんの実家の近所にあらわれる。蕎麦を実家に置き、クミさんは彼の家へ!
なんと、そこから半同棲生活がスタート。クミさんは、たまに実家に服を取りに帰るくらいで、ほぼ彼の家で暮らすようになったのです。
クミさん、すごいプッシュですね!
お付き合いをするといつもこんな感じなんですか?
「そんなわけ無いじゃないですか!(笑)。これが人生初の同棲です。自分から押して男性と付き合ったのも、彼が初めてです。よく結婚前に一緒に暮らすべきだって言いますけど、私は親の教えもあって同棲には反対だったんです。でも、今回だけは…。逃しちゃいけないと本能的に思ったのかもしれません」
同棲から一年後、問題勃発
購入したマンションに住むこともなく、彼の家での生活をスタートしたクミさん。これまで自分の親以外、「素」の自分を見せたことがなかったそうですが、彼の前では本来の自分を無理なく出すことができたそうです。
「私は男性の見た目にこだわりがあったのですが、リョウスケさんは私の想像とは違うタイプ(笑)。でも、一緒にいると落ち着けたんです」
幸せな気持ちで彼と暮らしていたクミさんですが、ご両親、特にお父様は「順番が違う!」と怒っていたとか(そりゃ、そうですよね)。
同棲から一年後。親思いのクミさんは、彼に「結婚するとかしないとかではなく、一度両親に挨拶をしてくれないか」と頼んだのですが…。
「もう少ししてからでいいかな?」とリョウスケさん。
何か理由はあるの?と聞いたら「ある。でも、今は理由も話せない」。
「今は結婚できないし、理由も言えない」。同棲中の彼が抱えていた重大な秘密とは?
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