【男性心理】あなたペラッペラの鰹節なの?うわべの恋が大好きな男
こんにちは。体当たりで恋愛哲学を研究している女・ヒトリンと申します(※「んなこと言ってるから、お前は独りなんだよ!」と突っ込まれる前に名乗らせていただいております)。ビッグシティ・東京でピッタリくる異性に遭うためのヒントを求め、自ら過去の出会いや出来事を検証分析中。皆様の見てきた景色と重なる部分があれば幸いです。
第4回は、「表面的な恋が大好きな男たち」です。
頭の中に、恋愛の想定シナリオがある?謎の男性心理
あらゆる個性や才能、憧れが集まってくる街、東京。華やかな業界の方もたくさんいます。これまで、そうした業界の方々と二人で食事をする機会もありました。しかし彼らといると、高い確率で妙な感覚に陥ることに気付いたのです。
勝手に『ドラマ男さん』と呼ばせていただきますが、彼らは基本こちらの態度をあまり見てはいません。しかし、こちらが彼らの想定シナリオからはみ出すような言動をすると、困った顔をしたり、なかったことのように振る舞われたりします。マイペースなくせに人の反応をよく見てしまうヒトリンは、そのため頻繁に「あれ、私、なんか間違えた?」という感覚になるのです。
もしかしたら彼らには、頭の中で思い描いている恋愛的な「設定」があり、それにハマる相手がいてほしいだけなのかも…。どうも生身の人間として接している感じがしないのが、居心地悪さの最大の原因ではないか、とある日ふと思ったのです。
ヒロインの「設定」にハマらないと、どうなるか
あるとき、仕事で知り合ったドラマ男さん(31歳)にお誘いをいただいて食事した際のこと。当時の私は32歳でしたが、年齢を伝えたところ、彼は一瞬フリーズし、「28だと思ってた…」と小声で漏らしました(地獄耳)。
その後、彼はあきらかに生返事になり、何か考えているようにも見えました。「20代女子でなければ嫌」ということか? いやでも、30代とも付き合っていたと言っていたような…。年上女にトラウマがあるのか? いや、もしかしたら「28歳・◯◯な職業の女」というシナリオだったのに、それが狂ったからではないか。設定が変わった相手に、どういう態度でいこうか決めかねている様子でもありました。
素敵なドラマ恋愛がしたい男性にとって、お相手の『設定』は気分的に最重要なはず。シャレた肩書きの方でしたし、前述したような違和感もヒシヒシ感じていたので、「確かに、この席には20代のキラキラ女子の方が似合う気がするわ」と妙な納得感もあり。地方からその世界に憧れて出てきて頑張っているからこそ、都会でキラついた恋がしたいんだー!という背景も、なんとなく見えた気がしたのでした。
正体はカツオ節 !? お誘いもお店もオシャレだけれど…
その後も、何人かのドラマ男さんたちと知り合う機会がありましたが、やはりしっくりと来ず。唯一友達になれた男性が、ある日酔ってこんなことを語っていました。「浅いんだよね〜俺ら。なんでも分かってるような顔してるけど、実際、中身は削りたてのカツオ節みたいにペラッペラなの(笑)」「何か一個極めてる人とか、ちゃんと深いところまで考えてる人とかの対極なんだよね!」と。
あくまで彼の意見ですし、全員が全員カツオ節ではないのは重々承知していますが、あの違和感の正体が分かったような気がしました。私は恋愛でもお互いの哲学をガンガン掘り下げあっていくような関係を欲していて、だから相容れなくなるのだと。
彼らは総じてお誘いもスムーズだし、必ず素敵なお店にも連れて行ってくれます。付き合い方を覚えれば、何かと深刻ぶっている男性より楽しいのかもしれません。いっそ割り切って彼らのシナリオに乗っかるのもマナーなのだろうか…と一瞬思いましたが、これは向き不向きの問題ですね。「泡のような恋だった」で済ませられる若い頃ならいいかもしれませんが、地に足をつけて向き合える相手が欲しいアラファー女性は、近づくべからずな気もします。
ともあれ、ドラマのようなキラキラした恋愛の上澄みだけを楽しんでいたい人が、都会には確かに生息している。常に暑苦しい中身を燃えたぎらせている自分との違いに気付くまでに数年かかりましたが、いい勉強になりました。
次回は、「タクシーに乗る男・乗らない男」です。
40代は深入り禁物!? 表面的な恋が大好きな男たち【東京恋愛観察図鑑#4】
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