「まさか、こんな場所で…」ベテラン銀行員だけが知っている、秘密の◯◯部屋とは?【エリート銀行員たちの不倫事情】前編
アスリートの彼の妻は?
「大和さんの奥さんは、ファッション雑誌のモデルでした」
凛さんは、この恋を終わらせようと決意しました。彼さんのような素敵な人には、華やかな女性がふさわしいのだと思い知ったからです。しかし帰宅後、彼からLINEが。そこには「凛さんって、東京外大を出てたよね?」と書かれていました。
「彼はドイツ出張に行くみたいでした。私はドイツに短期留学していたから、色々と教えて欲しかったみたいです。ちょっと迷いましたが、承諾しました」
彼が指定したのは、代官山の居酒屋でした。訪れてみると、予約されていたのはカウンター席。料理はとてもおいしく、和食とフレンチを合わせた創作料理でした。
「凛さんみたいな綺麗な人と個室に行くと怪しまれちゃうからな」とさらりと言う彼。(そんなこと言うなんて…。奥さんの方が私よりずっと綺麗なのに)と彼女の胸は痛みました。
あっという間に時間が過ぎ、終電が近くなってきました。しかし、2人とも別に代官山に家が近いわけではありません。
「どうしてこの場所を選んだの?」と聞くと、彼は返事の代わりに「少し歩かない?」と言いました。凛さんはうなずきました。終電まではまだ少し時間がありますし、どっちにしろ駅までは歩かなくてはなりません。
しかし彼が向かった先は、駅から反対方向でした。
辿り着いた先で、どうして彼がこの店を選んだのか、凛さんは知ることになります。
「この店を選んだ理由、それはなんと……」
この記事は
作家・ライター
綾部まと
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