やっぱりヴァンクリのジュエリーが欲しい!「今」が一番安いって本当?ご褒美・記念日ジュエリーは「前倒し」で購入するべきか検証
海外ブランドのジュエリーが大幅に値上がりしている理由とは?
海外ブランドが販売するジュエリーの値上げの流れは強まっています。例えば、2021年夏頃はヴァンクリーフ&アーペルの定番商品「スウィートアルハンブラペンダント」を17万円前後で購入できました。しかし、現在(2023年12月の時点)の価格は22万1,100円(税込)となっており、約5万円高くなっています。
また、「ヴィンテージアルハンブラ ペンダント」の現在の価格は40万1,500円となっており、2021年夏頃と比べて10万円近くも高くなっています。約10万円も値上がりすると予算オーバーとなり、購入を思いとどまってしまう方も多くいるはずです。
各ジュエリーブランドが価格改定に大きく踏み出している理由として、金やプラチナ、ダイヤモンドの価格の高騰が挙げられます。また、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の低迷やウクライナ情勢による供給不安もあります。さらに、日本においては円安の影響も受けています。円が安いと、海外のブランド品を国内で販売しても円高のときと同等の利益を得られません。これらの事情がすぐに改善するとは考えにくいため数年以内に、ジュエリーを以前のような負担でふたたび購入できるようになると考えづらいでしょう。
「ご褒美・記念日ジュエリー」はいつ買うべきなのか?
前述のように、海外ブランドのジュエリーの値上げ幅は大きく、2年程度で10万円以上値上がりした商品も少なくありません。40代前半から「50歳の誕生日に〇〇のペンダントを購入しよう」と思ってコツコツと貯蓄していても、50歳になった頃には表示価格がかつて見たときと比べて変わっており、購入できないなんてケースもあります。あるいは、「妻の40歳の記念に〇〇のリングをプレゼントしたい」と思い、お金を数年かけて貯めていても、妻が40歳になったときには価格が大きく変わっていて、予算オーバーというケースもあります。
そのジュエリーが長年にわたってほしいものであり、近年における価格改定ラッシュについていけそうにない方は早めに購入し、自分の中で決めた日まで自宅に置いておく(開封しない)などの工夫をするとよいでしょう。ただし、好みというものは年々変化するものですし、プレゼントの場合は相手から別のジュエリーが欲しいと直前に言われることもありますので注意が必要です。
近年の値上がりの動向を吟味し、数年後に予想される価格にも対応できると見込める場合は、自分の中で以前から決めていた日に購入するのがベターです。数年前に購入すれば数万円~数十万円安く買えたとしても、自分の節目の日に購入するよろこびはお金には代えがたいものでしょう。また、そのタイミングでもっとも欲しいジュエリーを購入できます。最近では大手企業を中心に賃上げを行っていますので、勤め先によってはジュエリーの値上がりについていけるかもしれません。
つづき▶【後編】では、ご褒美・記念日プレゼントに、バッグでなくてジュエリーが支持される理由についてです。__▶ ▶ ▶ ▶ ▶
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