【新連載】うちの娘の「発達障害」は離婚が原因? それ、本気で言ってます!?〈東京こども4人育児日記〉
多子世帯はかわいそう?きょうだいのチームプレーをご覧あれ!
まずは簡単に子どもたちのことを紹介させてください。我が家は、この少子高齢化の現代に珍しい?4きょうだいです。
●長女(12)
ADHDと強迫性障害を併せ持っている。
家では料理担当として活躍中!
●長男(8)
日本経済を気にする大人びた男子。
コスパがいい商品&サービスが好き。
●次女(6)
アイドルになることが夢!
蚊を殺せないほどの優しさを持つ。
●次男(3)
仮面ライダーになることが夢!
無類のパルクール好き。
家族で移動ともなると、どこに行くにも何をするにも「御一行様」状態。狭く混雑しているバスや電車内では、長女と長男がそれぞれリーダーになるペアを組んでもらい、私が総監督としてフォローするかたちをとっています。
こうやって移動すると、年上の子たちがシャキッとするんです。年下の子たちも状況を読む力が養われるのか、地蔵のようになります。笑
普段の生活でも、みんながお手伝いをしてくれるからとってもスムーズで!……と言いたいところですが、そううまくはいかないのが現実。
塾に行く時間になっても家をでない長女、夕食前にお菓子を食べ続ける長男、急にメイクをしだす次女、いつまでたってもパジャマを着ないでスッポンポンの次男。うん、カオス!
でも、このままの状態が続くかと思いきや、 働きアリの法則の「よく働く2:普通に働く6:働かない2」と同じで、自然と働きアリがでてくるものなんです。年上年下関係なく、夕食を食べようと声かけをしてくれる子や、お着替えを手伝ってくれる子も。
「発達障害は離婚が原因」ってなに?偏見をもつ大人たち
長女の話をすると、きまって同情されます。「離婚が原因で発症するんでしょ?だったらしょうがないよ」と言われたことも。
発達障害の原因を、離婚などの環境変化、親のしつけだと思い込んでいる人もいるようです。そもそも発達障害の原因は『先天的な脳機能障害』であることがほとんどだといわれています。
(※発達障害児がいることで、母親もしくは父親どちらか一方に負担がかかり、結果として離婚に至るケースはあるそうです)
また、発達障害というワードを聞いた途端、気をつかってなのか話をわざとそらす人もいます。世の中の発達障害のイメージは「恥ずかしい」「かわいそう」なの?触れてはいけないことなのでしょうか。
子育て環境は、「祖父母が手伝ってくれる」「パパが協力的」など、ご家庭により違いがあるし、親も子どもも十人十色!様々な意見があるけれど、私自身は長女をかわいそうだと思ったことはないんです。
もちろん、長女の生きづらさや心の葛藤をどうにかしてあげたい気持ちはあります。そのためにどれだけ調べてどれだけ足を使ったか!
私が思うことはただひとつ。今はもはや10人に1人*は発達障害児がいるといわれているこの時代に、発達障害に対する偏見が強く、知識が薄いということ。
最近では、一部の有名セレブたちが発達障害をカミングアウトしたことで「芸術肌」といったようにプラスに捉える人もいるみたいだけど、個人的にはそれもウ~ン……。発達障害にもいろんな特性があるので、全員が当てはまるのかといったらそうではないと思うんですよね。
子育て現役世代の私が言うのもなんですが、きっと正解がないからこそ、子育ては苦しくて楽しい。
メリハリつけて、根詰め過ぎないように日々暮らしていけば大丈夫!と、自分に言い聞かせながら生きています。
なんて言いながら、子どもたちが成人したら燃え尽きてしまうかも。笑
これからよろしくお願いします♡
* 参考:「提言 発達障害への多領域・多職種連携による支援と成育医療の推進」 日本学術会議臨床医学委員会 出生・発達分科会
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