マンション価格高騰のなか、都内の駅近物件GET!度重なるトラブルで「こんなはずじゃなかった……」と泣きをみた原因は

利便性と予算を加味して、中古マンションを購入

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東京都在住の保奈美さん(仮名・41歳/フリーランス)は、夫(44歳/金融関係)、娘8歳の3人家族。保奈美さん一家は、数年前に中古マンションを購入しました。保奈美さんの夫は、都内で働くサラリーマン。給料が決して悪い訳ではありませんが、サラリーマンの年収では「23区内の新築マンション」は厳しかったと、保奈美さんは語ります。

そこで保奈美さん一家はマンション探しの際に「新築」にこだわらず、将来的にリノベーションすることも視野に入れて「中古でも可」「23区以外」も条件に含めることにしました。

すると23区からは外れたものの、電車を利用すれば「23区内」にもスムーズに行ける市部エリアにある「築15年」の中古マンションが見つかりました。もちろん東京都内であるため、決して安い値段ではなかったそうです。けれども駅から徒歩10分圏内で、将来的に売却するときも困らなさそうだったことや、夫の通勤にも便利だったことから、そのマンションを購入したそうです。

まさかこの時は、度重なるトラブルに悩まされるとは思いもしなかったそうです。

 

 

隣人トラブルに悩まされ、洗濯時は毎回イライラ

それは、マンションに暮らすようになって数日経ったある日のことでした。

洗濯物をベランダに干している時に、いつも隣の家の方からタバコの煙が流れてきて、保奈美さんはかなりイライラしたそうです。

タバコを吸っているのは、どうやら隣の家に住む男性です。どうやら、その男性は在宅で仕事をしている方のようでした。日頃から家で過ごす男性だったせいもあり、ほぼ毎日のようにタバコの煙がベランダづたいに流れてきたそうです。

だからといって、「タバコをやめてもらえませんか?」と他所の人にも言えず……。結局、保奈美さんは、洗濯をベランダには干さずに乾燥機ですべて行うようになったとのこと。住宅購入に加えて、本来なら使う必要のない乾燥機分の光熱費が余分にかかる暮らしをすることになってしまいました。

そして保奈美さん一家が受けたマンショントラブルは、これだけではなかったようです。

 

 

マンションの建物にもトラブルがあったことを知り、かなりショック

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マンションに住み始めてから約1年後、管理組合より「マンションの壁一部が剥がれたので、修繕工事を行います」という内容の連絡があったそうです。そもそもいくら中古マンションとはいえ、保奈美さんが購入したのは「築15年」の物件です。

「そう年数も経っていないのに、壁の一部が剥がれるなんてどういうこと?」

保奈美さんはその話を聞くなり、不安になって「マンションの壁」を確認しにいきました。すると、一部どころか縦1m×横2mほど外壁部分が剥がれており、かなりビックリしたそう。驚いたのは剥離が「一部」のみならず、なんと他にも数カ所にわたって剥がれているのを発見したのです。

その時、はじめて保奈美さんは「もしかしたら、物件選びに失敗してしまったのかもしれない」と、気づいたそう。

 

その後、約1ヶ月ほどマンションは大がかりな修繕工事が行われたそうです。修繕工事中は、部屋全体を響き渡るような「ギィィィ!」「ドドドドドドドドド!」といった工事中の音が鳴り、保奈美さんはあまりの騒音に頭を悩ませることとなりました。

そもそも保奈美さんはフリーランスで、ほぼ家で仕事をしています。作業員が休む「土日」以外は、ほぼ毎日のように騒音が鳴り響き、仕事どころではありません。何度も管理人に「苦情を伝えたい」と思ったそうです。しかし、「工事だから、仕方ないのかも」と思い直して、結局苦情は言わずに我慢することにしたそうです。

しかし工事中のトラブルは、騒音問題だけに留まりませんでした。

 

つづき▶【後編】では、まだまだマンショントラブルが多発!  ただ築15年めに購入しただけで、保奈美さん一家はこれといって咎められるようなことはしていないのに……。__▶ ▶ ▶ ▶ ▶

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