発達障害児と暮らす「健常児のきょうだい」はツライだけじゃない! ~末っ子次男 編~【連載_東京こども4人育児日記 #5】
ナチュラルに「自己肯定感」を上げてくれる末っ子次男
いつも手が足りていない我が家。特に、まだ3歳の末っ子次男はいまだイヤイヤ期が続き、いつでもどこでもママコールの嵐です。
そんな時は、「大きいお姉ちゃんかお兄ちゃんにお願いして!」とひとこと。
末っ子次男はしぶしぶ長女のところへ行き「…これ開けてぇ」とお願いするも、長女が「それって人にお願いする態度なのかな?」とキツイ一言。
でも、その後にすかさず「かわいく言えたらお菓子あげるけど?」なーんて甘いフォローもしてくれるのが長女のいいところ!
末っ子次男がかわいく「おねが~い♡」と言ってお菓子をもらうと、お姉ちゃんをぎゅうっとハグ!
口の中にお菓子が入っていて「ありがとう」を言えなかったからとか、そんな理由かもしれないけど、彼は自分の気持ちを伝える時によく長女をハグします。
外で遊んでいる時も、長女ちゃんは大活躍!
次女と末っ子次男が公園でごっこ遊びをしている時、突然飽きてしまった次女が「もうタクシーに乗って帰るから!」と言い放ち、長女ちゃんに「おねえちゃん、おんぶして♡」とおねだり。
「……わたしタクシーじゃないんだけど」と言いつつも、なんだかんだおんぶしてくれる長女ちゃん。すると、末っ子次男まで「じゅるいよー!」とジョイン。
たちまちタクシーという仮の名をもつ長女は人気者になるのです。
長女は自分が取り合いになっている様子を見て、まんざらでもないご様子。(タクシーって言われてるけど)
こんなことがチリツモにある毎日は、長女にとって「自分のことを大好きで頼ってくれる存在がいる=自己肯定感アップ」につながっているんじゃないかなぁと思います。
長女と末っ子次男の年齢差は9歳。長女にとって、争いごとがなく落ち着いた関係性を築けるのは、4きょうだいのなかではこの末っ子次男なんです。甘え上手な彼も、ワガママを聞いてくれる長女といる時は居心地が良さそう!
長女は、発達障害の特性が顕著にあらわれた小学校低学年の頃から、根気よく通院や療育に取り組んでいました。彼女自身が成長したからこそ、年齢差があるきょうだいを受け入れて仲良くできるということもあると思います。
もちろん、長女が生きづらさを抱えながら奮闘している時に、一緒に泣いて笑って頑張ってきたきょうだいもいますよ! その話は、またの機会にご紹介します♪
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