51歳、3人の子どもが巣立って「急にぽっかり時間ができた」。始めてみたら「即ハマった」新しいトライは

2024.03.07 LIFE

日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。

 

トモコさん

岡山県在住、51歳、営業事務。28歳と24歳の息子、26歳の娘は実家を離れ、いまは夫と夫の母と3人暮らし。4歳チワワを溺愛中。top画像は岡山ではなく鳥取の大山。

【私を変える小さなトライ #2】前編

23歳で始まった育児。48歳、3人の子どもが全員巣立って「卒母の日」がきた

中学からバレーボールを続けていましたが、バレーボールは人数を揃える必要上、事前に予定を立てないと楽しめません。大学卒業とほぼ同時に結婚、現在の会社に就職してすぐ妊娠がわかり、23歳で長男を出産したため、スポーツを楽しむ時間もとれなかった私ですが、3年前に娘が就職して実家を出たことで私の長い育児が終わり、急に時間ができました。

 

大阪に住む、5日違いで生まれた母方の従妹とずっと親しく付き合ってきました。彼女は長いことゴルフを続けていて、ことあるごとに誘われていました。2年前、娘が家を出て2回目のGWに「使わなくなったクラブ一式があるからあげるよ」と送ってくれて。彼女も今年31歳の娘が同じころに家を離れて時間ができたところで、じゃあ一緒にやろう!と私もゴルフを始めました。夫もやりたいと、同時にスタートしました。

 

最初はとりあえず打ちっぱなしに行きました。レッスン? それがね、おじさんってよく教えてくれるんですよね(笑)。田舎なので近所にゴルフのうまいおじさんがたくさんいるんですが、その中のセミプロのおじさんに、御礼にお酒をごちそうしますからとお願いして主人と一緒に教わり始めました。

 

そうそう、ゴルフといえばウエアですよね、私はこの点はメーカーさんに言いたいんですが、ひらひらじゃない、もっとストイックなゴルフウエアも欲しいです! というのも、私は165㎝と背が高くて骨格もしっかり系なので、ミニスカートというわけにはいかないんです(笑)。いまはユニクロのポロシャツとエアリズムの短パンで、こういうひらひらしていないウエアが欲しいです。と言いつつ、ゴルフ場に通ううち、高齢のおばちゃんもみんなひらひらしたスカートを履いているからだんだん目が慣れてきて、今年は履いてみようかなと思い始めています(笑)。

 

はじめてのコースは「よく歩いた」。よく歩かなくていい状態があるだなんて気づかなかった

さて、2年前のGWに打ちっぱなしに通い始め、3か月ほど練習して、お盆に初めてコースに出ました。先生役のセミプロおじさんが自分が会員のコースの予約を取ってくれて、大阪からきてくれた従妹と一緒にコースデビューです。

 

最初のラウンドでは3人と3人に分かれて、私と従妹が先に、おじさんたちが後からで回りました。楽しかったか? いや、とにかく大変でした。よく歩いたなー!!って、感想はひたすらそれだけです。とにかく歩いて、数え切れないくらい打ちました。でも、疲れ果てているのに、終わった瞬間またこよう、次はいつにしようって。よくコースに出るとハマり度が上がるといいますが、まさに私はそれでした。

 

帰り道で次の予定を決めて予約もとってもらい、その日をめがけて打ちっぱなしで練習を始めました。ゴルフはバレーボールのように練習日を決めてみんなを集める必要がなく、一人でふらっと行って集中して練習してさっと帰ってくることができます。みんなの都合に左右されない、こんな楽しみもあるんだ!と思いました。

 

前編ではコースデビューまでを伺いました。後編は、このトライを通して得た「こんなにハッピーなことはないかもしれない」気づきを教えてもらいます。

 

つづき>>>これは、やればやっただけうまくなるのがわかる「自分育成ゲーム」。こんなに自己肯定感が上がることってない

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