「あぁ、こんな格好で…」ハンサム上司との不倫。背徳的な情事に溺れた女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】前編
食事、そして路上で……
会員制の寿司屋に入ると、既にカウンター席についていたマサオさんがビールをあおっていました。大将と話す様子を見ていると、どうやら常連のようです。相手と目を合わせるよりもグラスを見つめている様子は、どこか内気な男の子のようでした。
「同じ傷を抱えた者同士、話が盛り上がりました。この後どうするか聞く前に、彼は腕を私の腰に回しました」
店を出て、二人は路上でキスをしました。長く熱いキスのあと、彼は手を挙げてタクシーを止めます。
てっきりこのままホテルに行くのかと思いきや、タクシー乗り込んだのはスミレさんだけでした。彼は『じゃ、また』と言って去ったのです。彼と一緒にベッドに潜り込むことを期待していた彼女にとって、拍子抜けでした。しかし、それは行為をするよりも、彼女の心に何かを残していきました。
しかし、LINEの連絡先も知らず、日々は過ぎていきます。「このまま終わってしまうのかな」と思っていた矢先、彼女が歓送迎会から帰宅した時に、事件は起こりました。
「23時を過ぎているのに、子どもたちはまだ動画を見ていたんです。夫は自分の応援してる野球チームが勝って、興奮してYouTubeでハイライトを観続けていました。私が「ただいま」と言っても、無視。もうダメだ、と思いました。この心にできた穴は、マサオさんに埋めてもらうしかない。そう思うほどに、重病だったんです」
彼女はFacebookで、マサオさんの名前を検索しました。そして…▶▶後編「クールなイケメン上司といよいよ…女性行員が快楽に溺れた末に見た末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編」に続く
<文/綾部まと>
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