ウソでしょ、三カ月待ちは常識? 【初診の壁】が高すぎる……! 子どもの「こだわり」を優先すると、通院さえままならない
‟子どもの発達”を受診する科は一体どこ?
「長女には病気や障害があるのかもしれない」と、ずっと思っていたのにも関わらず、病院探しをすることは初めて。どうやって探していいのかも分からず、Google先生に頼りきり。
げげ!この病院は遠いわ~
クチコミ数が少ないから参考にならないかな~
ん?そもそも受診するべき科は小児科?小児保健?精神科??
ちんぷんかんぷんな私に救いの手を差し伸べたのは、またもやスクールカウンセラーの先生でした。
電話相談したところ、さくっと回答を頂きました。
「小児科ではなく、小児精神保健科や児童精神科です」
「診断名がでれば通院することになるので、近い方がいいです。遠くていい病院ではなく、子どもが無理なく通える範囲を優先してあげてください」
「クチコミは他人の評価。子どもと先生の相性が大事なので、そこまで重要視しなくていいのでは」
うん、ズバッと言ってくれて気持ちがいい!
おかげさまで、早い段階で病院を絞ることができました。
ただ、最後に気になる一言をサラリ。
「予約、頑張ってくださいね。きっとすごく待つことになると思いますから」
初診に三カ月待ち!?
早速、予約の電話をしたところ衝撃の事実に突き付けられました。なんと「長くて半年、平均で三カ月待ち」とのこと。
うそでしょ待って。私、間違ってミシュラン三ツ星レストランに電話してないよね??
調べてみると、他の病院も三カ月待ちはザラ!
私が予約電話をした病院は、小児精神保健科の担当医が男性と女性の各1名しかおらず、どちらを選んだととしても三カ月待ちは通常のようでした。むしろ「先月までは半年待ってようやく受診した方もいらっしゃいますよ」と。衝撃なんですけど……。
なるべく早く受診したい旨を伝えたところ、男性医師の方が若干早く予約できる案内いただきました。しかし、長女は大の男性嫌い!!男女兼用のトイレは使えない、保育園や学校では男性の先生に心を開かない。
初対面だったら絶対にフルシカトするだろうな……嫌な想像がこみあげ、女性医師で予約させてもらいました。
極度の潔癖症で、そもそも病院に行けない
初診の予約まではまだまだ時間がある。居ても立っても居られない私は、病院の近くに大きな公園があることを知り、場所の確認がてらその公園にお出かけすることに。
この時、新たな問題に直面しました……!
すっかり失念していたのですが、長女は電車やバスなどの公共交通機関が大の苦手!混んだ車内での知らない人達との距離感が近すぎて「汚い」と思ってしまうんです。
※運転手しか乗車していないタクシー、車内にゆとりがある長距離バスなどは大丈夫でした。例外もあるみたい。
途中下車しては、トイレで手を洗って落ち着きを取り戻すなどをしていました。この時、トイレが汚いとまた大変!長女基準の‟手が洗えるほど清潔なトイレ”を探す旅になることも。
「急いでいるから手を洗えないよ」と伝えても、一度気になると感情は爆発。車内であってもどこであっても発狂の嵐。爆弾をかかえているようでした。
この一連の流れに対応することが辛くて、お出かけもほとんどしなくなり、するとしても自転車の後ろに乗せて近所へおでかけする程度。しかし、小学1年生ともなると自転車の後ろに乗せることはご法度です。
初診の日までに、なんとか交通機関に乗れるように特訓を始めました。
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