長生き食は「ずぼら」がちょうどいい!レンチンでもコンビニでもOKな、食事術5大ルールとは?【鎌田 實先生に聞きました】

ずぼら食事術5大ルールと食べ方

「きん、こつ、けつ、のう、ちょう」を意識して食事術を継続するには、「ずぼら食事術5大ルール」を守るだけで、簡単に実践できるのだとか。そのポイントを押さえておきましょう。

 

1.「がんばらない」

厳しい食事制限は必要なし! 食べたいものを食べるのが大前提だそう。大事なのは健康を「あきらめない」こと。「継続こそ薬」なので、できることからがんばらずに毎日続けることが大切です。

 

2.「おいしいものを食べる」

年齢を重ねるにつれて、やせにくくなってくるのでダイエットに走りがち。でも、60歳を過ぎたらダイエットを意識するのはやめたほうがいいのだとか。BMI値(※)が24~26くらいの「ちょい太」のほうが健康で長生きできるというデータがあるといいます。長生きしたければ、「おいしいものを食べる」のがコツだそうですよ。

※BMI値=体重[㎏]÷身長[m]÷身長[m]

 

3.「できるだけ楽をする」

とはいえ、毎日、3食手作りするのは大変ですよね。がんばりすぎず、できるだけ楽をするのが鎌田式。手抜き料理にはどうしても罪悪感を覚えがちですが、鎌田式の食事術ではずぼらでOKなんです。カット野菜や冷凍食品なども使ってOKです。コンビニでも手に入りますね。

 

4.「少しだけ工夫する」

鎌田式食事術は、ただの手抜きではなく、少しだけ工夫されているのがポイント。むずかしい調理法ではなく、ちょっとした工夫を取り入れる方法が多いんです。例えば、糖質の多い炭水化物を最後に食べる「カーボラスト」や発酵食品をうまく組み合わせるなどの手軽にできる方法ばかり。小さな工夫を習慣にすれば、長生きにつながりますよ。

 

5.「楽しみを見つける」

もう一つ、鎌田式の健康法のポイントは、「楽しみながら」が大前提ということ。調理や食材そのもの、食材選びに楽しみを見出しましょう。毎日、気持ちを高めながら、ずぼら食事術を実践することが大切だそうですよ。

 

ここまでの前編記事では長生きのためのずぼら食事術のルールについて伺いました。後編では実践編として、具体的な食材や食べ方を伺います。

 

つづき>>>【鎌田 實先生に聞きました】ずぼら飯でも長生きできる!家にあるなじみの食材で「腸活」「脳活」。おすすめの食材と食べ方

 

【取材協力】

鎌田 實先生

鎌田 實先生
医者・作家
1948年東京生まれ。医師・作家。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任、以来40年以上にわたって地域医療に携わる。現在、諏訪中央病院名誉院長。日本チェルノブイリ連帯基金理事長、日本・イラク・メディカルネット代表として、被災地支援にも精力的に取り組んでいる。2006年、読売国際協力賞、 2011年、日本放送協会放送文化賞を受賞。ベストセラー『がんばらない』(集英社)をはじめ著書多数。近著に『相手の身になる練習』(小学館)、『70歳、医師の僕がたどり着いた 鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)などがある。

「鎌田式 長生き食事術」

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