「悪魔のような子ども」。心ない言葉で、心が擦り切れる毎日。私だって躾けているんです……
東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。
待ちに待った小児精神保健科の初診。長女の様子よりも親の私の方が心配されましたが、それもそのはず。当時の私は、負のオーラをまとった“闇堕ち状態”。
闇落ちしていた理由は、チリツモなんです……。
【東京こども4人育児日記 #21】
▶前の記事を読む▶「子どもの顔色を気にしすぎる子育てだったかも…」自分がしてきた『育児。今までを振り返って、改めて気づいたこと』
三ヶ月も待った初診、得るモノがなくイライラが募る
初診の診断で、知的能力や心理的な特徴、注意力と衝動性を理解するために3つの検査を行うことになりました。なんでもこの検査が半日かかるということ!後日、学校をお休みして検査をすることに。
先生に御礼を言って帰るものの、内心は「初診までに三ヶ月も待ったのに、また待つの!?結局なにも変わらないじゃん」とカチン!
先生が「お母さんの様子もゆっくり診ましょうね」という一言も気になったけど、当時の私はどんなことがあっても、何を言われても、イライラしたり鬱々したりする状態でした。
“ナイフみたいに尖っては、触るものみな傷つけた”。チェッカーズの名曲『ギザギザハートの子守歌』が、アラフォーにしてしっくりくる。そんな感じ……。
思い通りにいかない子育てに疲労困憊
イライラ&鬱々の原因は、思い通りにいかない子育ての一択! どんなに頑張ってもあらゆることがプラスに働かない。疲れ果てていた私に追い打ちをかけたのは「親のせい」を連想させる、またはズバリそのものである言葉たちでした。
チリも積もれば山となる。ちょっとしたことでも、それが積もると心が苦しくなっていったんです。
長女は、目に入ったものや気がついたことに対して真直ぐ!やりたいという気持ちが強く、公園で遊具を譲ることができないことが多々ありました。そんな時には先に順番待ちをしていた子どものママさんに「さっきもこの子に抜かされたんです。お母さんから言ってくれないと……」とか。
スーパーのお菓子コーナーまで走り出すことも日常茶飯事。いつか絶対に何かをやらかすとは思っていたけれども、それは盛大なやらかしに……。
いつも通りダッシュで店内を走り出すと、紙製の商品陳列棚にぶつかり、ドミノ倒しのように商品が崩れていくという地獄絵図に。
すると、品の良さそうなご婦人が「さっきからわたしずっと見ていたけどね、危なっかしいのなんの。ちゃんとお母さんが見てないとだめじゃないの、こんな悪魔のような子なんだから」とピシャリ。
分かっています、分かっていますとも! どれもこれも、あなた達には非なんてひとつもありません! でもね、私だってこれでも何度も何度も何度も言っているんです。
あー分かってくれとは言わないが、そんなに俺が悪いのか。ララバイララバイおやすみよ~……。はぁ~……。
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