セックスができない夫婦。「正直に言えば、かなり不安はありました」それでもハッピーに暮らす、37歳男性の告白
セックスのない生活を選択
今後もセックスがない生活を選んだことで、どのような変化がありましたか?
「僕ら夫婦の関係は何も変わらなかったですね。たとえば子供が欲しい場合、社会的なプレッシャーや周囲の期待に応えられないのではないか、そんな気持ちが強くなると思うんです。僕たちにとって、セックスがなくても日常の中で愛情を感じられることが最も大切であり、その気持ちに変わりはありません」
具体的にはどのような形で愛情を表現してきたのでしょうか?
「僕たちは、お互いに尊敬し合い、感謝の気持ちを日常的に伝えることを大切にしてきました。例えば、毎朝『おはよう』と言ってハグをしたり、帰宅したときには『お疲れ様』と声を掛け合ったりといった、小さなスキンシップが日常的にあります。セックスがなくても、お互いに寄り添い合うことが出来ると思います」
お互いにスキンシップを大切にされているとおっしゃっていましたが、セックスがない中で、特に親密さを感じる瞬間はありますか?
「はい、実は裸で抱き合うこともあります。セックスはしないけれど、裸でお互いを感じることは、私たちにとって大切な時間です。夜、ベッドに入る前に裸で抱き合いながら話をすることがあるんです。お互いの体温や鼓動を感じることで、言葉以上のつながりを感じることができます」
そのような親密さを大切にしていることで、セックスがなくても満たされていると感じているのでしょうか?
「はい、裸で抱き合うことは、セックスとはまた違う形での親密さを感じられる大切な時間です。これもまた、僕たちの関係を支える一つの方法だと思っています」
喜びと悲しみの中で
セックスがない生活の中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
「実は一度だけこんなことがありました。ある日、妻が泣きながら「私のせいで、あなたに辛い思いをさせているんじゃないか」と言ったことがあったんです。その時、僕はすぐに彼女を抱きしめて『そんなことはないよ。僕たちはこれでいいんだ』と伝えました。その言葉が彼女をどれだけ安心させられたかはわかりませんが、その瞬間、僕たちはお互いにとって何が大切かを再確認できた気がします」
夫婦で乗り越えたからこそ今があるのですね。その後、お二人の関係はどのように変わりましたか?
「その出来事をきっかけに、さらにお互いを大切にするようになりました。特に、日常の中での小さな喜びを共有することが増えました。たとえば、一緒に料理をしたり、休日にはドライブに出かけたりと、二人だけの特別な時間を過ごすことで、より深い絆が築けたと思います」
新たな挑戦と再生
日常生活での喜びを共有する一方で、何か新しい挑戦を始めたことはありますか?
「はい、最近は一緒にガーデニングを始めました。最初は小さな庭の手入れをするだけでしたが、今では自分たちで育てた花や野菜を見るたびに達成感を感じます。これも一つのセラピーのようなもので、植物を育てることで心が癒され、お互いの絆もさらに強くなっている気がします」
そのような暮らしを通じて、セックスに対する考え方も変わってきたのでしょうか?
「そうですね、セックスがなくても、他の方法でお互いに愛情を伝えることができると実感しました。変に固執するのではなく、日々の中でお互いを大切にすることが、何よりも重要だと感じています」
セックスがない夫婦関係の未来
今後のお二人の関係についてどのように考えていますか?
「これからも、お互いに支え合いながら、無理のない形で関係を続けていきたいと思っています。セックスがないことで、不安や戸惑いを感じることもありません。それ以上に僕たちには強い絆があります。この関係を大切にし、これからも一緒に幸せな生活を送っていきたいと思っています」
最後に、同じような状況にある人たちに向けて、何かメッセージはありますか?
「セックスができないことに悩んでいる方も多いと思いますが、それを無理に解決しようとするよりも、まずはお互いに理解し合うことが重要だと思います。セックスがなくても愛情を感じられる方法はたくさんありますし、その中で二人の関係がより強くなることもあります。自分たちに合った形を見つけられたらハッピーですね」
今回のインタビューでは初めてのケースとなる「最初からセックスのない夫婦関係」について、貴重なお話を聞かせていただきました。夫婦関係において何が本当に大切なのかを改めて考えさせられるエピソードではないでしょうか。
お忙しい中、インタビューを受けてくれたシンジさん、本当にありがとうございました!
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