まさか自分が「モラハラ夫」に?結婚10年目の筆者が失敗を経て「セックスレスなし」円満な夫婦関係にたどりつけた理由とは【前編】
1.コミュニケーション(相手の話をよく聞く)
円満で心地よい夫婦関係には十分なコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションというと「スキンシップを図る」「積極的に話す」といった能動的なニュアンスをイメージするかもしれませんが、実は「傾聴の姿勢」がもっとも大切です。
傾聴の姿勢とはつまり「相手の話に耳を傾ける姿勢」です。
実はこれが意外と難しい課題でもあります。なぜなら人間には「自分の話を聞いてほしい」「理解してほしい」という本能的欲求があるからです。
だからといって自己主張ばかりしていると、お相手の心は離れていく一方。
まずは傾聴の姿勢で相手の話を聞き、先に相手の気持ちや意見を受け入れてあげると、相手もこちらの話に耳を傾けてくれやすくなります。するとトラブルやすれ違いを円満に解決しやすくなり、最後は「ともに難局を乗り越えた戦友」のような絆が芽生えることすらあります。
多くの人間は、気持ちに余裕がないと他人の話を冷静に受け止められないものです。ですから、こちらの気持ちや意見を相手に受け入れてもらいたいなら、まずは傾聴の姿勢で「こちらを受け入れてもらいやすい状態を相手に作ってあげる」ことが大切です。
そしてこれを達成するには、まずは自分自身の「話を聞いてほしい」「受け入れてほしい」という承認欲求や感情的な課題としっかり向き合い、先述の「本能的欲求」を上手にコントロールできるようにならなければなりません。
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