アラ還こそ「タイパ重視の恋愛を」。教えてくれたの大学生の男の子でした【体験談】
「アラ還の恋愛こそタイパ重視」と気づかせてくれた男性大学生
イキイキし始めたバツイチ仲間の妹さんから教えてもらった無料マッチングアプリが気になるも、「私みたいなおばさんが使っていいものか……」とちゅうちょし続けたA子さん。そんな気持ちが変わるきっかけとなったのは、無料マッチングアプリのランダム通話でした。
その日、A子さんは仕事で大きなミスをしてメンタルがボロボロに。誰かに話を聞いてもらいたいが、話し相手が見つからない。「今日だけ」と、無料のマッチングアプリを開きました。そのとき、誰とでもランダムに話せる「ランダム通話」という機能に気づき、勇気を出してタップ。つながった相手は「22歳の男性大学生だよ」と簡単な自己紹介をしてくれました。
使っていたアプリのランダム通話は、プロフィールを知らない相手とも通話ができます。「相手が若すぎて自分の年齢がはずかしくなり、最初はこちらの情報はなにも伝えず、あたりさわりのない世間話をしました。でも、声で気づかれたのか『もしかして、だいぶ年上です?』と聞かれ、『そうです』と答えたんです」すると、相手の男性大学生はA子さんに興味持ち、アプリを始めた理由やこれまでにアプリを通して会った人はいるのかなど、いろいろな質問をしてきました。
「どうせ今だけの相手だし、どうにでもなれ!と思って、離婚したことや元夫の不倫、妹にすすめられてアプリを始めたことなど、全部話したんです。そしたら意外にも、彼は引かずに『すげー!50歳でマチアプ(マッチングアプリ)デビューとかかっけえ!いいじゃん!人生は1度しかないし、やりたいことやればいい!』って肯定してくれたんです」
その言葉でA子さんの心は軽くなったそう。さらに、男性大学生の「恋愛はタイパが大事!深く考えすぎずにいろんな人と話して、いいなと思ったらそこから知っていけばいいじゃん」という助言が心に響きました。
「その言葉を聞いて、アラ還の私たちこそ恋愛はタイパが大事なんじゃないかと気づかされたというか……。久しぶりに人と話してみて、やっぱりひとりでの暮らしはさびしいなと痛感させられました。この男の子くらい気軽な気持ちで、恋ができる相手を探すことから始めてみようかなと思ったんです」
電話の終わり、男子大学生は「俺は同世代くらいの子を探してるから、力になれなくてごめん」と笑って謝ったそう。「あの子とはそのとき限りです。その場だけの話し相手だったから話せたことがたくさんありました。私の日常が少し明るくなったのは、あの子のおかげだと今も感謝しています」