レスになったキッカケはED治療薬。「妻のことを思って、服用したのに」47歳男性の悩みと、夫婦の幸せの絆

2024.09.28 LOVE

今回の取材相手 トモユキさん

今回インタビューに応じてくれたのはトモユキさん(仮名・47歳・会社員)です。奥さま(40歳・会社員)とは結婚して10年が経ちます。トモユキさん曰く、結婚生活は幸せと言う一方で、取材に興味を持ってくれたのには、ある理由があったようです。結婚から現在までの過程について率直にお話を聞かせていただきました。

 

 

性欲はあったが、勃ちづらい悩みが生んだ葛藤

トモユキさんは結婚当初から現在まで、奥様との関係は非常に良好とのことですが、人知れず悩んでいたことがあったようです。結婚から現在までの変遷について、今回、その胸の内を率直に打ち明けていただきました。

 

「妻とは恋愛結婚をしました。付き合って1年経ったときのことです。もちろん今も変わらずに大好きですが、新婚当初は、互いに新しい生活にワクワクしていて、夜の関係も特に問題はありませんでした。当時は性生活も活発だったと思います」

 

活発だったと言うフレーズはこれまでのインタビューでも何度となく聞いたことがあります。しかし、トモユキさんの表情を見る限り、とても明るいのが印象的でその辺りについてもお伺いしてみました。

 

「過去に散々悩んだので、もう悩むのを辞めたんです。だからかもしれません(笑)」

 

トモユキさんの様子は、どこか清々しいほどの安心感を感じます。しかし、そこに至るまでの道のりは決して簡単なものではなかったのです。

 

「正直に言うと、もともとアソコが強い方ではなくて、少しプレッシャーがかかると勃ちにくいことが若い頃からありました。でも、それが40代に差し掛かるにつれて、さらに顕著になってきて…。性欲はあるのに、なかなかうまくいかないことが増えてきて、当時はそれがすごく悔しかったんです」

 

トモユキさんは妻との夜の時間も大切にしており、その部分が疎かになってしまうことに対して、自分自身に強い不満を抱いていました。徐々に悪循環に陥り、夜、ベッドに入るときにいつも緊張する時期もあったそうです。自然とプレッシャーが高まり、それが原因でさらにうまくいかなくなる負のサイクルに陥っていたのです。

 

「自分ではなんとかしたいという気持ちが強かったんですが、どうにも勃ちづらくて…。妻にはそれ以外はなんでも話していたんですが、こういう会話は恥ずかしくて、ずっと相談できずにいました」

 

苦悩する時期が続いたというトモユキさんですが、ここから話は意外な方向へと進んでいきます。

 

 

ED治療薬への依存 。 勇気を振り絞った決断

そうした状況の中で、トモユキさんはED治療薬に目を向けるようになります。

 

「一度だけ、自分を取り戻すために試してみようと決意しました。妻との関係を何とか維持したいという一心で、病院に行き、ED治療薬を服用したんです」

 

当時のトモユキさんは妻との関係を復活させたいという思いから、藁をもすがる思いで、治療薬に頼ることにしたそうです。

 

「実際に薬を使ったときは、本当に効果があって、自分でも驚きました。久々に妻との肉体関係が戻ったことが嬉しくて仕方がなかったです。妻も喜んでいたと思います。何より、自分に自信を持てたように思います。ところが、その喜びも一瞬でした」

 

トモユキさんは、その体験に浮かれていたそうですが、その後も何度か治療薬を使用する中で、思わぬ事態に直面します。

 

「実はその後、健康診断で高血圧であることが判明しました。因果関係は分かりませんが、ED治療薬に頼れない事態になってしまったんです。そのときですね、妻が薬を見つけたんです」