「このまま低身長だったらどうしよう」「エッチなものを見た履歴が!」思春期のわが子と、どうやって向き合ったらいい!?【わが家の場合】

静岡県三島市在住のライター神田未和です。看護師・助産師としてキャリアをスタートし、グローバルヘルスの世界で働いてきました。夫の闘病生活を機に取材ライターに転身し、女性のライフステージに応じた健康支援活動や啓発をライフワークとして執筆しています。

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オトナサローネ世代には、思春期のお子さんがいるご家庭も少なくありません。

思春期の子育てはそれまでの育児とは違った意味で、難しいと言われています。多感な年齢の子どもと「性の話」をすることは、さらに難しいと感じる親御さんが多いようです。ある調査(※1)では、「性教育に自信はありますか?」の問いに「自信がない/あまり自信がない」と回答した保護者は83.5%にものぼりました。

 

母親を対象とした「2021年全国おうち性教育実態調査(※2)」では、子どもの性に関することを相談する相手として最も多く挙げられたのが「配偶者70.4%」で、「友人や職場の同僚23.1%」、「自分の親21.9%」が続き、「誰もいない」と回答した女性は13.7%でした。デリケートな話題なので、相談できる相手も限られ、ウェブ上には一般的な情報はあっても、1人1人に合った情報ではなく、実体験を共有できる口コミが少ないのが現状です。

そこで、思春期の子どもをもつ親御さんのリアルな悩みや、その対応策についての体験談を共有するシリーズが始まりました。誰かの体験談をきくことで、自分では気づかなかった点に気づき、気心の知れた友達と話した後のように心がふっと軽くなり、「わが家の思春期」対応の糸口が見つかるかもしれません。

 

※1出典:「家庭での性教育の現状と行政とのタッチポイントを活用した情報提供の可能性」内、命育独自アンケート2019(n=273)

※2出典:林雄亮・土田陽子,「家庭

での性教育の実態と課題:「2021年全国おうち性教育実態調査」の基礎分析」.『季刊セクシュアリティ』106 号. 2022(2〜15歳の子どものいる女性 n=1877)

 

インタビューを受けてくださったのは、ある地方都市に住む、夫婦共働きで、中学3年生と中学1年生の男の子の育児に奮闘中のYさん(43歳)。親子仲は良好です。

 

【思春期こども #1 発達の遅れ&性の目覚め 編】前編

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