習い事の「やめさせ時」っていつ?子どもにかけた「親の期待」との向き合い方(後編)
知らぬ間に身につけた演技力!?
とある日、いつもながら”やる気がありませんオーラMAX”で入室した長女に異変が……!
長女の顔がみるみる赤黒くなり「……ママ、おなかがいたい」と苦しそうにしていたのです。
これには、いつも呆れていた講師も「病院行く!?事務室でタオル持ってくるから待ってて」と必死。そんななか、長女は「トイレ……」と一言。
足取り重く、私に支えながらトイレにたどり着いたものの、急にケロッとした顔に。安心すると同時に、急激な変化に不安を感じ「やっぱり病院いこうか」と話すと、長女はニッコリ!
「演技でした~♡」
なんと、レッスンをサボりたいがための演技だったのです。
今まで演技のレッスンを散々サボっていたけれど、実は目の端っこの方で、技術を習得していたの……?
いやいや、そんなはずはない。長女はしっかりサボっていた!
だったら、これは天然の演技力では……。
そんな親バカな想いが瞬時によぎりましたが、ただひとつだけ言えることは「心配してくれた皆さんに申し訳ない」ということ。
やる気がない子どもを引っ張ってでも連れていく状況は、だらだら続けていただけに過ぎなかったということにも気づかされたのです。
この日をきっかけに、レッスンを辞めることにしました。
「◯◯を手放す」という選択 次ページ
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