「私がモラハラ夫になった理由をすべてお話しします」妻の協力でモラハラを克服したアラフォー男の告白【後編】
「メタ認知」こそモラハラ克服の鍵!モラハラを自覚するために必要な技術とは
当時の筆者が、妻に対して批判的な感情を抱いてしまった主な原因として、以下の3つがあげられます。
・筆者自身の余裕のなさ
・家事負担への無理解
・育児負担への無理解
近年の心理学では、「人の自律性は有限の資産であり、自己制御を行えば行うほど資産が目減りする。資産が枯渇すると自制心のコントロールを失い、欲求を抑えるのが難しくなる」と考えられています。この状態を専門的には「自我消耗」と呼びます。
当時の筆者は、まさに自我消耗状態に陥っており、自分自身の欲求や感情の抑制が難しい状態にあったと考えられます。
また、筆者は妻が担う家事や育児といった仕事を過小評価していた側面もあります。家事・育児負担への十分な理解が足りない男性は、筆者を含めかなり多いはず。家事・育児の大変さは言葉で表現するのが難しいものが多く、「体験してみないとわからない」類です。
育児や家事の多くを担っていた妻の大変さを私が知ったのは、ずっと後のことでした。
このように、筆者が自分のモラ的要素を自覚するのにおおいに役立ったのが「メタ認知」です。
メタ認知とは「自分自身を含め物事をメタ的(俯瞰的)に理解する」ことで、「客観的視座」や「客観視」と言い換えることもできます。
物事をメタ的に認知するには、自分自身の欲求や感情としっかり向き合い、適切に処理するプロセスが必要不可欠です。筆者の場合、「自分はこんなに頑張っているのに」「なぜ妻は──」という承認欲求や責任転嫁、他責的思考といった感情や欲求が課題でした。また、一方的に妻を怠慢だと決めつけ、十分なコミュニケーションを試みようとしなかった点も、夫婦の相互理解を遠ざけた一因でした。
>>モラハラをやめられた3つの理由
この記事は
料理ライター/事業家
ちこ
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