疲れ切った母親だった私にかけられた「衝撃のセリフ」とは。3人子育て、長女は発達障害の生活の中で、見出した活路は(前編)

相談室で、心配されたのはまさかの……

子育て相談室の職員さんに直接会いに行った私は、さっそく相談を再開しました。そして一通りこちらの状況を伝え終わると、職員さんから衝撃の一言が。

「このままだと、あなたが倒れちゃうわよ!?」

たしかに、当時の私を例えるなら、控えめに言って「ゾンビ」。第三子がまだ授乳中で夜泣きも多く、目の下に真っ黒のクマをはりつけていました。さらには体力が有り余っている3歳の長男の相手で体力を消耗しきっており、やつれて悲壮感を漂わせたお疲れママだったのでした。

 

母親がそんな状態な上、長女にはADHDと強迫性障害の診断名がでています。

私たち親子が頼れる場所は、3か月に1回通院している病院と、不定期に相談しているスクールカウンセラーのみ。発達障害に対する専門的な支援が足りておらず、普段の生活もままならないという環境を第一に指摘されました。

 

そこで提案されたのが、福祉サービスのひとつである「放課後等デイサービス」の利用。

学校がある日の放課後や夏休みなどの長期休暇に使えるサービスです。ADHDなど特性をもつ子どもに対して、療育を通して支援を行う場所であり、集団生活が難しい子どもたちの居場所になるといいます。

次のページへ▶▶発達障害児のきょうだいたちの「心のケア」についても指摘されて…

 

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