
36歳で中国に渡った私が、現地で言葉を学んで国家試験に合格! 「いくつになっても再始動できる」そのモチベーションは
36歳で夫の赴任先の中国・北京へ。現地で中国語を始めたけれど
もともと夫は中国に駐在しており、結婚当初は中国と日本での別居婚でした。その後、私の仕事の都合がついたため、結婚から2年後の2010年、36歳のときに中国へ渡りました。
最初は中国・北京で2年間、大学の留学生向け語学コースに通い、中国語を学びました。初めの頃はテキストを見ても全く理解できず、授業についていくのが精一杯でした。クラスにはヨーロッパやアメリカ、韓国などさまざまな国籍の学生がいて、20人程度の少人数制。毎日、午前中いっぱい一生懸命勉強しました。
そうして家のことをやりつつ、精一杯の勉強を重ねて「新HSK試験」を受験しました。
これは中国語を母国語としない人の中国語運用能力を測る国家試験で、英語圏のTOEFLに相当します。以前の「HSK試験」は11級までありましたが、2010年に「新HSK試験」となり、筆記試験は1〜6級、口頭試験は初級〜高級の3段階に変更されました。
私は2012年、38歳のときに筆記試験の最上級である6級を取得しました。
試験勉強の合間に、若い留学生の仲間たちと、クラブやカフェに出かけた思い出
語学コースに通っていた頃は、授業が終わるとすぐに帰宅していましたが、一度だけ「クラブに行ってみたい」とお願いし、中国のクラブに連れて行ってもらいました。当時、中国でもカフェ文化が流行し始めた頃で、女子チームでカフェに行ったり、一緒に宿題をしたりもしました。特に韓国人の女子とはよく一緒に宿題をしました。
残念ながら、当時交流のあった女子たちとの縁は切れてしまいましたが、男子生徒とは何人か連絡を取り合い、今でも交流があります。
私はこうやって資格を取ったのですが、中国の駐在妻たちの日本人コミュニティでは、中国語を使わずに生活することも可能です。そのため、中国語を学ばない人も少なくありません。
ちなみに中国で暮らしてみると、日本と比べて生活の不便さを感じます。例えば、食事を作るにしても、お惣菜みたいなものは売っていませんし、食材の調達は日本のようにスーパーでまとめて購入するのではなく、お肉はここ、野菜はあそこ、と複数の店を回る必要があります。
中国ではお手伝いさんを雇う家庭もありますが、我が家では頼んでいないため、専業主婦の仕事もなかなかハードなのですよ。
本編では、中国の暮らしに不便さを感じながらも若い留学生に交じって中国語の習得に励み、見事38歳で中国政府公認の「新HSK試験」に合格したネコさんのお話をお届けしました。
続いての▶▶「9年のブランクを経て、また中国語を学び直すことを決意!50代になっても『学ぶ喜び』が湧き続ける理由とは」では、北京から大連に移ったネコさんが、中国語の学び直しをしたお話をお届けします。
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