
「レスって、男が損をするだけじゃないですか」釣りに夢中な夫のオドロキの言い分は
釣り仲間は励ましてくれるけど…解決策にはならない
サナイさんに「釣りをセーブする選択肢はないのか?」と尋ねると、少し言葉を濁しながらも「正直、もうやめられないですね」と呟きました。彼にとって夜釣りは、ストレス発散を超えた生きがいのような存在。一度あの感覚を味わってしまうと、完全に手放すのは考えられないといいます。そもそも“悪いこと”をしているわけではないという思いが強く、妻の一方的な拒絶に応じて、自分の楽しみを手放す気にはなれないのだとか。
「釣りをしているときは、仕事のことやいろんな悩みを忘れられるんです。波の音を聞きながら、ウキがピクピク動くのを見つめていると、不思議なくらいリラックスできる。魚がかかった瞬間はアドレナリンが出るし、達成感も格別です。人によってはゴルフだったりジム通いだったりするんでしょうけど、僕にとってはそれが夜釣りだっただけ。
もし妻に不満があるなら、ちゃんと話してほしいんです。そのうえで改善できるところは妥協するつもりだし、歩み寄りも考えている。でも、『もう近づかないで』なんて一方的に言われるのは、やっぱり切ないですよね」
レスがバレたら俺の立場もないし、どうすれば…
「僕は別に外で遊ぶつもりはないし、浮気みたいなリスクのあることはしたくない。でも、男として、夫婦で触れ合えないのは本当に寂しいんですよ。でも妻は、しばらくその気がなさそうで……。このまま離婚なんてことにならないか、不安もあります」
取材の最後、サナイさんはぽつりと本音を漏らしました。夜釣りがきっかけで生じた夫婦のギクシャクは、単なる「釣りVS妻」の構図にとどまらず、家族の将来にまで影響を及ぼしかねないという危機感があるようです。夫婦関係が悪化すれば、育児や家計にも影響が出る。それは、サナイさんにとっても本意ではないはずです。
「実は、仕事先の同僚に『うちもレスだけど、割り切ってるよ』なんて言われて、そういう考え方もアリなのかなって思ったこともあります。でも、僕は割り切れない。愛する妻に拒否され続けると、自分が否定されているようで辛くなるんです。できるなら解消したいし、夜釣りも理解してほしい。両立するために、どうすればいいのか…本当に誰かに答えを教えてほしいくらいです」
こうした悩みは、夜釣りに限らず、 “夫婦で趣味に温度差があるケース”にも共通しているでしょう。ゴルフ、サッカー、バイク、音楽……趣味は人それぞれですが、生活リズムや家事分担に影響するようになれば、パートナーが不満を抱くのも当然のこと。その不満がレスにまで発展すれば、夫婦の絆に深い亀裂が入る危険性もあります。サナイさんは今、その現実を痛感しているようでした。
「正直、僕が対策を打たないと、もっと悪化するかもしれないんです。釣りを大幅に減らすことも考えてはいます。たとえば月1回だけにするとか。でも、もしそれで上手くいかなかったら、僕は一体どうすればいいんだろう…。自分の唯一の趣味を捨てるほどの覚悟があるのか、まだ心の整理がついてないですね」
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