「レスって、男が損をするだけじゃないですか」釣りに夢中な夫のオドロキの言い分は
取材を終えて
夫婦のレス問題は、単なる“性の不一致”だけで起きるわけではありません。生活リズムのズレ、家事や育児の負担、そして「大切にされていない」と感じる心の孤独が、少しずつ積み重なった結果、距離ができてしまうケースがほとんどです。
サナイさんが夜釣りを続けたい気持ちも、妻が不満を抱える気持ちも、どちらが悪いわけではありません。だからこそ、互いの“正しさ”を主張し合うのではなく、相手の感情に寄り添うことが、関係修復の第一歩になるのかもしれません。
夜釣りという趣味が家族への貢献として受け入れられるのか、それとも夫婦関係の亀裂を深める火種となってしまうのかは、これからのサナイさん次第でしょう。問題解決の糸口が見えないまま、今夜もどこかの防波堤で糸を垂れているというサナイさん。
本当に釣りをやめる必要があるのか、妻が折れるべきなのか。その答えは、きっとどちらでもないはず。大事なのは、どちらかが我慢することではなく、互いの気持ちに耳を傾け、歩み寄る道を探すこと。サナイさんが次に帰宅する夜、魚だけでなく、夫婦の会話が食卓に並ぶことを願いたいものです。
前編「『クサイ!』と妻から完全拒否される日々。『女遊びもしない僕がどうして責められるのか分からない』夫の叫びは届くのか」に続く後編です。
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