「あのとき、ぶってごめんね」と泣きながら告白した友達…強迫性障害の娘が相談室で知った“いじめの真実”

明かされたいじめの実態に衝撃が走る

「サキちゃんのことは許す。でも、主犯格のあの子だけは、どうしても許せない」

そう話す長女の言葉は、静かだけれど毅然としていて、私の胸に深く刺さりました。

長女は、サキちゃんがあの時どうしようもなく追い詰められていたことを理解し、そのうえで彼女の謝罪を受け入れたのです。けれど……話が進むうちに、私は思わず息をのむ場面に直面しました。

「ぶってごめんね」

その言葉の裏にあったのは、想像以上に残酷な現実でした。

数人の子どもたちが、長女を囲み、一人ずつ順番に叩いていたというのです。

胸の奥にずっと引っかかっていた「なにかおかしい」という感覚。それが一気に形を持って押し寄せてきて、私は、ただただ言葉を失いました。

 

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