発達障害の「女の子だから大丈夫」論って本当?その言葉に覚えた違和感と、私が信じたい子育てのかたち

モヤモヤは、子どもたちの未来のために

発達障害の話に限らず、「家庭中心のママ」と「仕事中心のママ」……そんな立場や価値観の違いによって、ものごとの見え方や考え方も変わってくるのかもしれません。今回の彼女の言葉から、私はそんなことをふと思わされました。

 

つい「専業主婦VSワーママ」みたいな構図で捉えてしまいそうになりますが、それもまた自分の中の思い込みなのかもしれません。いや、「VS(バーサス)」なんて時代錯誤な言葉で分断してしまうなんて、我ながらどうかと思います(汗)。

 

でも実際、「親の立場や生活スタイルによって、子どもへの接し方や教育の価値観も変わる」という現実を、改めて突きつけられたような気がしたのです。

「……ごめん!そういえば、今日取材した原稿を書かなくちゃ。また今度ゆっくりね~」

混乱した頭のまま、その場からフェードアウトした私。
彼女にしてみたら、この去り方はちょっと不自然だったかもしれません。

本当は「夕食の支度があるから、またね」と言ったほうが、しっくりきたのかもな……。
そんなことを考えながら、帰り道をひとり歩きました。

もしかすると、私が考えすぎなのかもしれません。
でも、マイノリティである我が家にとって、こうした「固定観念」はときに、とても重たく感じられるのです。

 

この一件を通して、「人間もミジンコみたいに、もっと柔軟に変化できたらいいのに」と思わずにはいられませんでした(苦笑)

※ミジンコは環境によって性別が変化します。

前編▶▶「『女の子でよかったね』って、それ本気で言ってるの?発達障害の娘を育てる母として感じたモヤモヤ

 

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ウチの子、発達障害ですけど 別に 「かわいそう」じゃないし!』(岡本ハナ 著/主婦の友社刊)

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