女性用風俗を勧めたのは「僕」。「愛と性行為は別モノ」婚前契約で交わした「僕らの約束ごと」【令和の夫婦】

2025.08.15 LOVE

妻は満足していたか?…「自信はないけど、外注してもらっても構わない」

プ:妻が女性用風俗に行っても大丈夫と思えた理由は何ですか?

 

ポ:僕自身、セックスに対しては「それはそれ、これはこれ」という考え方を持っていました。

 

実際50年以上続く夫婦生活で、本当にひとりの人としかセックスできないって無理じゃない? と自分自身も思っていました。だから妻が自分のところに帰ってくるなら、他の相手とセックスしても構わないという考えです。

 

プ:冒頭でポンちゃん自身が言っているように、ピーコは夫であるポンちゃんから見てもいい女よね。自分のところに戻ってくる自信はどこから?

 

ポ:自分に魅力があれば問題ないと思っています。もし仮に負けたとしたら自分に魅力がないだけだから去るだけでそこに未練はありません。

 

プ:失礼だけど、ポンちゃんは夫婦のセックスでピーコが満足していると思っていた?

 

ポ:そう聞かれると自信はないな(笑)。正直言うとそこまで相手のことを考えていないかも。性生活に対して不満があるなら外注してもいいくらい。お互い仕事もしてるし、忙しさやストレスもある。そこでお互いのスケジュールを調整しながらやって、疲れるくらいなら外注してもらってお互い構わないと思っています

 

「愛と性行為は別モノ。いずれ刺激がなくなるなら」婚前契約で話し合ったことは

プ:話を戻すね。ポンちゃんがピーコ(妻)に対して女性用風俗の利用をおすすめして、行くことを応援している。その考え方に至った背景には何があったのでしょうか?

 

ポ:僕自身の経験からですね。20代の頃は、パートナーとの関係性に固執しすぎて、お互いを苦しめてしまったことがありました。その経験から、愛と性行為は別物だと考えられるようになったんです。

 

僕の場合ですが、性行為ってある程度相手をモノとして扱う感覚で扱う乱暴さのようなものがあり、愛情の関係になるとその刺激がなくなってしまう。不倫のような形では、本気でのめり込んでしまい、離婚になるリスクも高いですし、プロの方との関係なら安全だと考えました。

 

プ:法的に括ると女性用風俗の利用も不倫も同様の『不貞行為』に該当すると思うのだけれども、なぜ女性用風俗は大丈夫だと思ったの?

 

ポ:僕たちの間では、風俗は不貞行為にはあたりません。かつもし婚姻関係中に付き合いたい人ができたら3人で会う機会を作って、どこまで本気か話し合ってOKを出したいという合意もとっていました婚前契約でどこからが浮気で、どこからが浮気じゃないか。もし離婚するなら慰謝料の上限はいくらなども話していました

 

おそらく50年ずっと同じ人とするのが自分には無理だと思っていることもあり、あらかじめ逃げ道や外部リソースについても話し合っていたんです。ここまで話し合う夫婦はいないと思うけれど、大体の夫婦はセックスレスになるし、不倫して離婚する人も多い。

 

じゃあ持続可能性のある夫婦生活のために仕組みで解決しようという考えです。

 

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ドーピング美人研究家・プリオ

血の滲む努力で後天的に美しさを追求する「ドーピング美人」の提唱者。令和に逆行する“ど根性”な思考法を発信する内省型コラムニスト。年間100冊超の書籍や論文を読み解き、美容もキャリアも「エビデンス」で語るのが信条。主宰するオンラインコミュニティでは、再現性の高い思考法で累計200名以上の人生設計を立て直してきた。

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