「こだわり」は“偏り”じゃない。発達障害の娘の世界に少しずつ足を踏み入れて気づいたこと
小さなこだわりは”安心のルール”
子どもにとってその“こだわり”は、安心して毎日を過ごすための大切な仕組み。本人にしかわからない感覚や、独特なルールが、彼女の世界をかたちづくっているんだと思います。
親としては、その世界にちょっとずつ足を踏み入れながら、「なるほどねぇ」を積み重ねていけたら、それだけで十分なのかもしれません。
こだわりは、偏りじゃなくて“愛すべきマイルール”!!それを理解するところから、やさしい世界は始まるんじゃないかな。と、私は自分に言い聞かせています(苦笑)。
きっとこれからも、娘にはいろいろな“こだわり”が現れてくると思います。でもそれは、彼女が安心してこの世界を歩いていくための道しるべ。
親としてできることは、急かさず、否定せず、そっと横に並んで歩くことなのかもしれません。
手がかかることもあるけれど、娘が見ている世界はとてもユニークで愛おしい。その感覚を一緒に面白がれるくらいの、余白と余裕をもった親でありたいと、私は思っています。
<<この記事の前編:「『服のタグが針みたい』『自分専用タオルじゃないと無理』発達障害の娘が大切にする“こだわり”TOP5」
【前回の記事はこちら】
●発達障害の娘への「いじめ」の兆候。壊れた筆箱、なくしものの数々。それでも娘は「大丈夫だよ」と笑った
これまでの連載が、電子書籍になりました!
『ウチの子、発達障害ですけど 別に 「かわいそう」じゃないし!』(岡本ハナ 著/主婦の友社刊)
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