46歳スタイリストが「今年こそ絶対買いたい」【ワークマン】1週間で40万着を売り上げた話題のリカバリーウェア「じゃないほう」の注目アイテムとは?

ウール素材は何がすごい?

サーモグラフィーによると、湿気を含むことで、ポリエステルよりもウールのほうが高温(白色)になったことがわかる

ウールの特徴としてまず挙げられるのが、吸湿発熱性です。
ウールは湿気を吸収すると温かくなる性質があります。ウールのインナーを着ると、体から出る汗や水蒸気を吸収して熱を発生させるので暖かいのです。

 

逆に室温が高くて汗をかいてしまったときでも、吸水性が高く蒸れにくいので、肌触りはさらさら。暖かいのに蒸れにくいのがウールのインナーを1度着ると手放せなくなる理由だと思います。

もうひとつの特徴は、消臭効果です。臭いを10〜15%程度に抑えることができると言われています。ウールの繊維の内側にある細胞が臭い成分を吸着、外側のうろこ状の部分が外部の湿度に応じて開閉することで臭いを閉じ込めます。

 

アンモニア・酢酸などからなる汗の臭いと、皮脂由来の脂臭、種類の異なるニオイも消臭してくれるというすぐれもの。繊維が呼吸しているので、細菌の繁殖も抑えるとも言われています。

 

展示会場にはアンモニア臭にコットンのわたで蓋をしたもの、ポリエステルのわたで蓋をしたもの、ウールのわたで蓋をしたもの、それぞれの臭いを嗅ぐ実験ブースがありました。コットンもポリエステルもアンモニアのツンとした刺激臭がするのに、ウールはツンとした臭いがなく、羊毛の匂いがしました。

 

ウールは湿度が低い、つまり乾燥しているとうろこ状の部分が開き、湿度が高いとスケールが閉じるという特徴があります。

外気温や湿度が低い冬は水分を吸収して発熱した暖かさを感じやすく、外気温や湿度が高い夏は汗が蒸発する気化熱の涼しさを感じやすくなるのです。前述の蒸れにくさ消臭効果も、夏にも良いと言われる理由です。

 

ちくちくしないウール繊維だけを厳選

ウールのちくちくした肌触りは繊維の太さに由来します。ワークマンのウールインナーはメリノウールの中でも1番細いスーパーエクストラファインメリノを使用しているそうです。羊の個体差もありますし、生えている場所によっても羊毛の太さは違います。羊毛の中から細い繊維のものを集めたのがスーパーエクストラファインメリノです。

人がちくちくと感じるのは30μm(マイクロメートル)以上の繊維で、多くの人は25μm以下だとちくちく感じないと言われています。展示会場には17μmと22μmのウールのわたを触ることができたのですが、17μmは繊維っぽさを感じないくらい柔らかくてふわふわでした。

 

担当の方も「18μm以下の繊維を使用したスーパーエクストラファインメリノは柔らかいので、着てもちくちくしないと思います」とおっしゃっていました。

 

お手頃価格で争奪戦は必至!

左からメリノウール100タートルネック1900円 メリノウール100長袖クルーネック1900円 メリノウール100ロングタイツ1900円 メリノウール100ミドルウェイト長袖クルーネック2900円 カシミヤブレンドウルトラLIGHT長袖クルーネック1900円/以上ワークマン

お手頃価格で昨年は入手困難となったウールインナー。好評を受け、今年は増産しているそうです。気になっている方は、店舗やアプリをチェックしてぜひ入手してくださいね。

※表示価格は税込みです。

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